キャンバスに絵の具を
□endingの続きを
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.........あれ?
死んでも意識ってあるのか
重い目を開ける
と言うかあたりが真っ白なんだけど。
キャンバスみたいだ。
そうだな......上は三日月の薄暗い夜空
下は三日月を反射するような透明な水面、ただ水面の空の色は朝焼けの色.....みたいな?
花弁が舞うともっといいかも、なんつっ.............て.........はぁ!?
「!!........おぉ......」
一瞬にして白い空間が思い浮かんだような景色になった。
っていうか今知ったけど俺足ないわ
あれか、もしかして幽霊になったのか。
未練って.......あぁ 、ジャンプ読みたいってのか?
死ぬ前のオジサンのお茶目な冗談だったんだけど。
「遊君。死ぬ前に何てこと考えてんの;;」
「んお?........」
後ろから声が聞こえて振り向くとイケメンが居た。
白い髪と蒼い目のイケメンさん
「こんにちは。僕は君たちの言う神様かな。」
「あ。そうですか。
私は紫月遊です。」
神様なら一人称を直すことは常識だぞー
「あれ?信じちゃうのね。嗚呼、俺でいいよ」
心読まれてんだ。いいけど。
「疑ったりしないの?」
「.....んな馬鹿なぁ!え?もしかして中二病患者.....おいおい無理だよオジサンそんな痛い子の相手なんか出来ないよ!?あれか!もしかして髪?それとも紙?ちょっwwぺらっぺらとかwww...................こんなのでどうですか?」
今風な感じで疑ってみたドヤッ
「あ。うん.....なんか、ごめんなさい。こんなに罵られるなんて思わなかった.....」
両手で顔隠して座り込んでしまった。
あ。水で濡れそう......花畑とか?
思ったら下が花畑になった。
「.............。」
「..............。」
.........沈黙が辛い。
はぁ........
側によってしゃがみこむ
「すみません。そんなこと思ってないので気にしないで下さい。」
失礼かも知れないけど頭を撫でる
髪サラサラで綺麗だなぁ
「ホント?」
コテンと首をかしげる神様
似合うな.....。
「あぁ本当。」ニヘラ
今まで使ってなかった表情筋を総動員させた。
あ。敬語忘れた
「っ//うっうん。」
気にしてない感じだからいいか。