キャンバスに絵の具を

□水→黒
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お久しぶりです。


紫月遊改め黒子縁です。





4才になりました。


取り敢えず現状報告を


俺は「黒子のバスケ」の世界に転生してしまったようだ。


んで俺は「黒子テツヤ」のポジションに成り代わり転生したかも知れないこと。

だって髪と目が水色だし。
名字が黒子だし。

あれ?......俺ヤバくねぇ.....?
って似合わない感じで言ってみたり思ったり


でも希望は捨ててないよ!

だって弟が生まれるかも知れないし!
テツヤ君お願いしますぅぅぅ!



あぁ俺の両親は二人とも黒髪黒目。
ぶっちゃけ俺だけ浮いてる
子供らしく無いせいか冷ややかな目を向けられるし。殴られるし、ぶたれるし、もう無視されるし。


所謂(イワユル)ネグレクト。


3ヶ月前から俺を探せなくなった

んでそのまま放置。たまに見つけると殴られる。
綺麗な母と父で気に入ってたんだけどね。
絵の参考になるし。

それに前に居なかった家族が出来て嬉しいんだよー


ご飯とか色々自分でギリギリ作ってたら、たまたま見つけられて怯えた顔された。何故だ。

まぁ精神年齢があれだから全然生きていけるんだけどね。



今は近所の公園にいまーす。
公園の隅には誰も来ないのでその地面に絵を描いてる。
スケッチブックでも良いけど買えないから極力使いたくない


微妙に薄暗くてじめじめしてて俺は割と落ち着く。


その回りにはカラスやら雀やらがいる。
なんかの蛇もいるよ。初めかなりびびった。
今じゃ皆俺のお友達。


最近わかったけど俺って動物に異様に好かれやすいことが分かった。



好き好きって手を出すと頭をすりすりしてくれる。



ぼっちな俺にはかなり嬉しい。
そして可愛い。可愛いすぎる。
動物園とか行ったらどうなるんだろうね。



『よし.......』


出来たぜー。


『きょうはカラスくんたち。』


飛んでる所とか格好いいよね。
カーカー鳴いて喜んでくれてるのかな?ならいいんだけど。


雀たちは不安そうだな.....


『あしたかいてあげるね。』


帰ろうと腰を上げるとみんな飛び立っていった。

.....みんなじゃなかった。


-カー...-


一羽の残ったカラスは俺の一番の親友


『タナカさん。』


名前を呼ぶとまた鳴く

名前の由来は田中さん家の屋根に居たのを見つけて友達になったから。


安直だけど一番しっくり来たんです!

しかも白いカラス!
突然変異ってやつだよね。きっと。


『かえろぅ。』


公園から出ると俺の前を飛んで少ししたら電線に止まる。

優しいよね。賢いし。













二人で楽しく歩いていると
あっという間に家に着いた。


よかったまだ親は帰ってきていない。


『ばいばい。』

じっこっちを見ていたタナカさんに手を小さく降ると飛び立っていった。



明日は雀たちを描く。


楽しみだなぁ.....
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