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□君がいた日を思い出す
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秀徳高校に入学し、周りは新たな友達や中学からの友達と話をしていた
俺は友人などを作る気などさらさらなく、一人自分の席に座り本を読んでいた
しばらくするとクラスの中心にいたいかにも馬鹿そうな人物がこちらに近づいてきた
「…なんの用だ」
「俺、"高尾和成"ってんだ!緑間だろ?よろしくっ!」
「お前と親しくなる気はない」
「ひっでぇwwてか、それなに!!wwカエルの置物!?www」
率直に気持ちを述べると高尾という奴は面白そうに笑いながらこちらの話などお構いなしに質問してくる。………鬱陶しい…。
初めの頃はそう思っていた。それから、高尾は俺の隣にくっついて離れなくなった。どんなに邪険に扱おうともヘラヘラと笑い飛ばす。
「しーんちゃんっ!」
「うるさいのだよ」
いつもはおちゃらけているがバスケをする時の表情は真剣で俺の相棒だ!と言ってきたから相棒言う名の下僕として扱うことにした
「俺は真ちゃんの相棒だぜっ!」
「そうか…なら相棒、お汁粉を買ってくるのだよ」
高尾「!!!おうっ!!」
"相棒"と呼ぶと高尾は嬉しそうに自販機に走って行った。…やはりあいつはバカなのだよ。先が思いやられる、などといつのまにかあいつの事を思っている自分が気恥ずかしくて違うことを考える事にした