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□最高の日
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俺は朝、いつも通り朝練に向かった。

高尾「おっはよー!真ちゃん!」

緑間「っ…あぁ、おはよう」

高尾「!?真ちゃん熱あんの?休んだら…?」

緑間「熱なんかないのだよ!!」

普段は挨拶なんかまれにしか返さないあの緑間が返してくれたとなると俺のテンションも上がりまくりだ。
でもなんでだろ?機嫌良かったからとか?ww

てか真ちゃんの様子がおかしい…?いつもより優しい気がするww

高尾「おはよーございまっす!!」

緑間「…おはようございます」

宮地「…高尾、今日お前掃除いいわ。大坪んとこ行っとけ」

いつもなら「さっさと掃除しろよ^言^」とか言ってる宮地さんが…!?何故?!

高尾「えっ!?俺なんかしましたっ?!」

宮地「はっ?…別になんもしてねぇーよ」

高尾「そうっすか…?」
なんでだ…あの宮地先輩が優しいっ…!!!いや普段も優しいけど!!いつもの「轢くぞ」とか「パイナップル投げんぞ」とか一度も言われてない。



朝練も終わって、授業も終わり放課後になった。

緑間「高尾…」

高尾「んー?どったの真ちゃn…って…ちょ!!真ちゃん?!どこ行くんだよ」

いきなり呼ばれたかと思うと腕を引っ張られる…いや、引きずられる?←

緑間「入るのだよ」

高尾「入るって今日は部活休みじゃ…」

そう、今日は部活が休みなのだ。だから部室に来る必要なんてない、真ちゃんは何がしたいんだ?

高尾「…んじゃあ、入るけど…(ガチャ」

『パァン))高尾!!誕生日おめでとー!!!』

高尾「えっ…?」

部室に入るといきなりクラッカーの音がして目を閉じてからまた開けるとそこにはバスケ部スタメンの宮地さんを始め大坪さんや木村さんなどがいた。えっ今日なんかあった…?

宮地「まーだ気づいてねぇのかよw」

高尾「気づくって…あっ」

前をみて気がついた。垂れ幕に"誕生日おめでとう"と大きくかかれていた。今、思い出した。今日、俺の誕生日じゃん…。

緑間「…お前にはいつも世話になってるからな、たまには…//(ゴニョゴニョ」

だんだん声が小さくなっていく真ちゃん。

緑間「…よくきいておけ。一度しか言わないからな。








―誕生日おめでとう、高尾。生まれてきてくれてありがとう…。お前の事を愛している―」

高尾「……真ちゃ…ん…」

緑間「!?なっ…泣くな!!」

やべぇ…嬉しすぎて涙でてきた。

宮地「おらっ木村ん家の果物を使って俺と大坪が作った特製ケーキだ、泣いてねぇで食え(ガシガシ」

高尾「髪の毛…ぐしゃぐしゃになるっすよ…(ニカッ」

大坪「さぁ食べろ。緑間もたくさん食べろよ」


緑間「はい」

木村「うちの一番いい果物使ってるからな!!」

高尾「ありがとうございますっ…!!(ニッ」

宮地「!!…おう!」

大坪「あぁ」

木村「おぅよ!!」




高尾「はぁ〜まっさか真ちゃんがサプライズ誕生会なんてなぁ〜!お母さん嬉しいわー!!ww」

緑間「お前は俺の母親じゃない、"恋人"の間違いなのだよ」

高尾「〜っ…真ちゃん、マジそういうの反則っ…////」

緑間「フッ…高尾、うちにこい。思う存分甘やかしてやるのだよ(なでなで」

高尾「…もう大好き真ちゃん!!!(ギュー」


―…年に一度だけの特別な日…お前にとって素敵な日になるように俺が人知を尽くすのだよ…―
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