Novel
□サヨナラ
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__花は散りゆく季節 めぐる 涙ひとしずくこぼれ落ちる
いつか思い出にできるかな 好きすぎるから もう サヨナラ
ジュビアside
グレイ様、ジュビアは気付いてしまったんです。どれだけ、近くに居ても、グレイ様の背中にはジュビアは届かないことを。だから、もう、サヨナラです。
「グレーイ!早く、ナツが行っちゃうー!」
「おう!」
「早くしないか。置いて行くぞ。」
「わぁってるって!」
今日もグレイ様はいつものチームとお仕事ですね。声はかけられないけれど、ジュビア応援してます。どうか、ご無事で。
「ジュビア、仕事行くぞ。」
「はい、行きましょう。」
ジュビアは今日もガジルくんとお仕事です。
いつも通り、ジュビアとガジルくんなら楽勝です。
だけど、レビィさんには申し訳ないですね。今度、レビィさんと
一緒にお仕事に行くよう、ジュビアから提案してみますね。
「おい、ジュビア。大丈夫か?お前。」
「…何がですか?」
「そんなんで、足引っ張んじゃねぇぞ。」
「大丈夫です。ご心配なさらず。」
グレイside
いつものチームでいつも通りの仕事。しかし、何かが足りない気がした。そのせいか、名前を呼ばれるまで、少しも仕事に行くことも気が付かなかった。
「グレイ、ちょっと様子おかしくない?エルザ。」
「確かに、気になるな。何かあったとでも言うのだろうか。」
「グレイはいっつもおかしいだろうがよ!」
「あい!おいら気づいちゃった。グレイ、今日服脱いでないよ?」
「なにーーー!!?そりゃ大変だ!!」
「え、そこぉ?」
「おいグレイ!お前どうした!」
「うおっ…!」
ナツに急に飛びかかられたせいで、少しバランスを崩した。やっぱり今日、おかしくないか、俺。