小説

□狼少年との「性行為」
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俺の名前はリヴァイ。今年で20になる。
普段は大学に通っているが、今はお盆で実家に帰って来ている。
実家はかなりの田舎にあり、ここに来るまでに二時間電車に揺られた。
たくさんの木々に囲まれたそこには川など美しい景色がたくさんある。

「よお、」

「あれま、リヴァイちゃんよく来たねえ」

顔がしわくちゃな自分の祖母に軽く挨拶をし、線香をあげ手を合わせた。
親類が集まるのは夜になってからと祖母に告げられ
俺は久しぶりの森に出かけた。

しばらく歩き耳をすませば聞こえるのは鳥の鳴き声と木々の揺れ越すれ合う音。
一本の大きな木を横切ると人が見えた。

「誰だ!?」

勢いよく振り返るとそこには誰もいなかった。
見間違いだろうと無視してさらに森の奥に進んだ。
小さい頃からこの森で遊んでいたため大体の地理は把握しているため
どれだけ不用心に進んでも平気だ。

ここをもう少し奥に行けば湖がある。
昔からの透明度はいまだ健在だ。
小さい頃近所のガキと水浴びしてたなんて思い出し懐かしんでいた。

するといきなり背後から湖の中に突き落とされた。

「!?げほげほっ!!....だれだ!」

湖から顔を出し酸素を取り入れる。
その際に振り向けば目に前には全裸の青年が立っていた。
見た感じ俺と同い年くらいだろう。
細身で高身長(平均的)、白髪に緑色の瞳。それに頭に暗い茶色の耳が生えている。それに尻尾もついている。

クスクスと笑いながら俺に近づいて来た。
水の中にはいる気はないらしく、ギリギリのところで座った。

「おい、お前だれだ?」

「だれ?」

人語を理解しているのだろうか?俺の言ったことを復唱する。
するとその狼(?)は俺の頬に触れた。
少々冷ためで長い爪につんと軽く触れられ少し身震いした。

「リヴァイ。」

「?俺の名前を知ってるのか?」

「俺、リヴァイ、会った」

片言ではあるが人語は理解しているようだ。
俺は湖から這い出て服を絞ったするとジャバジャバと水が出た。

「俺がお前と会ったことあるって?俺はてめえみてえな変なガキと会ったことなんてねえぞ。」

「リヴァイ....会った。」

明らかにしゅんと落ち込んだ様に耳と尻尾がうな垂れる。

「お前はなんだ?」

「お..おかみ」

青年は狼とはっきり言った。
しかし、どう見ても体は人間だ。
少々危ないやつかもしれないさっさと家に戻るのが一番だ。

「そうか、じゃあな」

「!?何処、いく?」

帰ると告げると驚いたように白髪の狼は服の裾を掴んだ。
俺はその行動に驚きばっと手を払った。

「リヴァイ...エレン嫌い?」

エレン。この狼の名前だろうか?

「じゃあ、エレン。お前は勘違いしている。俺はお前の知るリヴァイじゃねえ」

そう言い聞かせ俺は早々に帰ろうと考えた。

「やだ、リヴァイ...!エレンだよ?エレン!」

俺は別に意地悪がしてえわけじゃねえ。
エレンなんて名前に覚えはねえし、こんなやつ友人にもちろんいない。

「エレン、リヴァイ好き。好き。好き。」

いきなりそんなこと言われてもさらに俺は困ってしまう。
その頭を抱えてる間にもエレンは好き、好きと続ける。

俺は座り込むエレンの前に膝をつき座った。

「いいか?エレン。お前は勘違いしているだけなんだ。」

「違う...違う。」

「俺はお前なんて知らないし、お前も俺を知らないんだよ。」

違う違うと否定し続けるエレン。もうだめかと立ち上がろうとすると、
胸元を掴まれ引き寄せられくちづけをされた。

長い舌に自分の舌を絡められ舐め上げられる。
一分間位続いたキスが終わる。
口を離すと銀色の糸が引き、ぷつっと切れた。

「もう十分か?」

俺はそう言い上にのしかかったエレンにどくように声をかけた。
するとエレンは俺のシャツを捲り、長い舌で乳首を舐めた。

「ひああっ....!!てめ...んあ」

時々甘噛みされ感じる。今日あったばかりのしかも変なやつに甘噛みされて
感じる俺も変人だなとくだらないことを考えた。

「きもちい?」

エレンがにやっと笑い、その色っぽい顔にどきっと心臓が跳ねた。
エレンはそれを察したのか、俺のズボンのジッパーをさげ、ズボンを投げ捨てた。

「んなあ!?エレン!やめっ」

俺の言葉を遮るように俺の性器に触れた。下から上に力強く扱いた。
エレンの長い指に俺の体液が絡まり、上下にする手助けをした。

「ここ....」

エレンは俺を四つん這いにさせ、後ろに濡れた長い指を挿入した。
つぷぷ、と案外簡単に入って行く。

「やああんっ....!んあっ!!」

「ここ....気持ちい?」

確認するように指をくっ、っと曲げると今までの比ではない程の
快感が押し寄せてきた。

「そこやああああっっ!!イく....あんああん!」


何だかいつもとは全然違う自分の声を聞きながら、惚けた。

「もういい?」


そういうとエレンは自分のそそり立ったブツをあてがい挿入した。
ずぷずぷと中に入り込んでくる脈打つモノに俺は後ろをきゅう、と締め付けた。

「はあん!いやあん.....あっ....ううん....!」

「はあはあ、いい?」

エレンは確認するように俺に声をかけた。
もう俺に理性はもう無く、ただただ快楽を貪る獣になっていた。

「はあん...いいぞ、もっと奥、奥に!」

「うん。」

エレンは俺の尻を持ち直し勢いよく最奥をついた。
その際に俺は一度イってしまったが、エレンはまだまだと言わんばかりに
ガツガツと俺の中を突く。

「エレン!おれイったばっか!ひゃああんまたイっちゃああ!」

「リヴァイ、好き好き好き!」

まだまだガツガツと打ち続けてくるエレンだがもう限界なのか眉を寄せた。

「エレっ!なかだしていいよ!んあああ!あんああん!もっとだし...んやあああ!」

俺は大きく喘ぎながら、精液を出し意識を失った。

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