もにょもにょ。(O*N)

□甘えていいよ。
2ページ/5ページ







大野さんが風呂場に行って、15分くらい。

俺がボーッとテレビを見てたら

風呂場のブザーが鳴った。



ドキッとする。



体調が悪い時などに知らせるための

ブザーが風呂場のパネルについてるけど、

それが鳴ったのは初めてで。



大野さんに何かあったのかと思って

風呂場まで走っていった。




バタン!!



ドアを開けて。


N:「大野さん!!どうかしたの!?」



慌てて中を見る・・・と。


大野さんはバスタブに浸かって、

俺を見てる。


・・・?


N:「何かあったの?」


O:「・・・ない」


N:「だってブザー・・・」


O:「ニノを呼びたかっただけ」



大野さんはふにゃっと笑う。



N:「びっくりさせないでください!!」


O:「ごめんね。一緒に入りたかったんだ」



・・・え。

俺、帰る気でいたから。

ちょっと面食らった感じになって。



N:「でも、すぐ帰るよ?」


O:「えっ」


N:「えっ?」


O:「泊まっていかないのか?」


N:「・・・」


O:「・・・泊まっていかないの?」


N:「・・・///」


O:「・・一緒に風呂入ろうよ。泊まってけよ」



ちょっと拗ねたみたいに言う。



N:「・・・わかりました。泊まります///」



なんだか、甘えてるみたいな大野さん。

ちょっと可愛い。



今日はたくさんいびられて、大変だったもんね。

いいよ。甘えさせてあげる。

そう・・・思った。









次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ