もにょもにょ。(O*N)
□甘えていいよ。
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大野さんが風呂場に行って、15分くらい。
俺がボーッとテレビを見てたら
風呂場のブザーが鳴った。
ドキッとする。
体調が悪い時などに知らせるための
ブザーが風呂場のパネルについてるけど、
それが鳴ったのは初めてで。
大野さんに何かあったのかと思って
風呂場まで走っていった。
バタン!!
ドアを開けて。
N:「大野さん!!どうかしたの!?」
慌てて中を見る・・・と。
大野さんはバスタブに浸かって、
俺を見てる。
・・・?
N:「何かあったの?」
O:「・・・ない」
N:「だってブザー・・・」
O:「ニノを呼びたかっただけ」
大野さんはふにゃっと笑う。
N:「びっくりさせないでください!!」
O:「ごめんね。一緒に入りたかったんだ」
・・・え。
俺、帰る気でいたから。
ちょっと面食らった感じになって。
N:「でも、すぐ帰るよ?」
O:「えっ」
N:「えっ?」
O:「泊まっていかないのか?」
N:「・・・」
O:「・・・泊まっていかないの?」
N:「・・・///」
O:「・・一緒に風呂入ろうよ。泊まってけよ」
ちょっと拗ねたみたいに言う。
N:「・・・わかりました。泊まります///」
なんだか、甘えてるみたいな大野さん。
ちょっと可愛い。
今日はたくさんいびられて、大変だったもんね。
いいよ。甘えさせてあげる。
そう・・・思った。
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