もにょもにょ。(O*N)
□君を束縛したいのです。03
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そして次の日の仕事おわりに。
N:大野さん、今度の金曜日、オフですね。
O:・・・だな。
N:予定、あいてるでしょ?
・・・ちょっと済ました顔で、当たり前のように俺に言うから。
おまえ、昨日はあの芸人さんにすっげぇ可愛い顔で笑いかけてたのに
俺にはそんな済ました顔すんのかよ、って思っちゃって。
O:・・・空いてるよ。
N:じゃあ・・・
O:でもお前とは会わない!
・・・自分でもびっくりするくらい冷たい声だった。
そばにいたメンバーも、驚いてた。
N:・・・・・・・・・。
ニノは一瞬すごく困惑顔をして。
それから、叱られた子犬みたいな表情で下を向いた。
あ、泣いちゃうかな・・・
何か言わなきゃ。
O:だって、おまえには、構ってくれる人、たくさんいるだろ。
あぁ、こんな言い方・・・
N:・・・でも大野さんの代わりはいないです。
俯いたまま、言う。
O:昨日だって収録終わっても随分楽しそうにしてただろ。
俺、かっこわるい。
これじゃ「いじけてます」って言ってるようなもんだ。
N:・・・リール・・・
O:・・・え?
N:・・すごくいい・・リールがあるんだって・・・教えてくれたから・・・
O:・・・・・・。
N:バレンタイン、大野さんに何も渡せなかったから・・・
・・・プレゼントしようと思って・・・
N:・・・なのに・・・なんで・・そんな・・・意地悪言うの?
あーあ、泣いちゃった///
俺の・・・ため・・・?
松潤と翔くんが俺を責めるような目で見てる。
相葉ちゃんに関しては、もう完全に俺を睨んでた。
O:ごめん・・ニノ・・・
N:・・・友達たくさんいるのは・・・いけないこと・・??
O:違う!いいことだよ!!ごめん、ごめんな、ニノ・・・!
ニノの肩をそっと抱く。
・・・よかった、拒まれなかった・・・。
もうメンバーが見てるとか、どうでもよくなっちゃって。
O:帰ろ、ニノ・・・一緒に、俺の部屋においで?
N:・・・・・・
O:な?帰ろう?
N:・・・うん・・・
俺の腕の中で、ニノは小さくうなずいた。
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