もにょもにょ。(O*N)

□素直じゃないっ
2ページ/4ページ




ちょっと・・・いや、かなり酔った・・・。
いつもならこんなにならないのに。
なぜか今日の俺はグダグダに酔ってしまった。

それでも。
大野さんから言われた「かわいげない」がこたえて。
まだまだ飲もうとした。



智:ちょ・・・おまえ、飲みすぎだぞ。


大野さんは言うけど。


和:お気になさらずー。


「かわいげ」の見せ方なんて、わかんないよ。

いきなりやきもちやかせようとした、大野さんの意図もわかんない。


なにがサクラちゃんだよ。知らないよ。
あんな色気もない小娘の、どこがいいんだよ。
いつも俺にエロいことしてる大野さん。
ああいう清純派が好きだったの?




和:・・・抱けよ。

智:・・・は?

和:俺を抱けよ。

智:ちょ、おまえホント、飲みすぎだよ。

和:だからなんだよ?抱けよ。



座りなおして近づいて。
大野さんのくちびるを奪う。


智:おい。絡むなよ・・・

和:いいから抱け。

智:抱かない。こんな状態のお前、抱きたくない!!



・・・拒まれた。
・・・かわいげないから、拒まれた・・・?



和:なんなんだよ!


思わず大声を出す。


智:それは俺の台詞だよ。どうしたんだよ???

和:抱けよ・・・

智:・・・・・・


黙る大野さん。
もう一度キスしようとしたら、避けられた。


和:抱けよ。

智:いやだ。



・・・イヤダ。
拒まれた・・・。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ