もにょもにょ。(O*N)
□素直じゃないっ
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ちょっと・・・いや、かなり酔った・・・。
いつもならこんなにならないのに。
なぜか今日の俺はグダグダに酔ってしまった。
それでも。
大野さんから言われた「かわいげない」がこたえて。
まだまだ飲もうとした。
智:ちょ・・・おまえ、飲みすぎだぞ。
大野さんは言うけど。
和:お気になさらずー。
「かわいげ」の見せ方なんて、わかんないよ。
いきなりやきもちやかせようとした、大野さんの意図もわかんない。
なにがサクラちゃんだよ。知らないよ。
あんな色気もない小娘の、どこがいいんだよ。
いつも俺にエロいことしてる大野さん。
ああいう清純派が好きだったの?
和:・・・抱けよ。
智:・・・は?
和:俺を抱けよ。
智:ちょ、おまえホント、飲みすぎだよ。
和:だからなんだよ?抱けよ。
座りなおして近づいて。
大野さんのくちびるを奪う。
智:おい。絡むなよ・・・
和:いいから抱け。
智:抱かない。こんな状態のお前、抱きたくない!!
・・・拒まれた。
・・・かわいげないから、拒まれた・・・?
和:なんなんだよ!
思わず大声を出す。
智:それは俺の台詞だよ。どうしたんだよ???
和:抱けよ・・・
智:・・・・・・
黙る大野さん。
もう一度キスしようとしたら、避けられた。
和:抱けよ。
智:いやだ。
・・・イヤダ。
拒まれた・・・。