もにょもにょ。(O*N)

□甘えていいよ。
1ページ/5ページ


キムラ緑子さんがしやがれのゲストだった日に
書いたお話です。
UPが遅くなりまして・・・申し訳ないです・・・・




_________________________________________________








「一人で飲みに行く」って言った大野さんを

捕まえて、一緒に帰る。

まぁ・・・一人で・・・っていうのは

カメラの前での冗談だと思うけど。

いくら演技とはいえ、

いびられ・・・罵倒され続けて

ちょっと凹んじゃったっぽい大野さんに

ごはん作ってあげようかな・・・とか。ね。

少しでも癒してあげられたらな・・・って思ったんだ。





帰りの車の中で。


N:「今日はいっぱいいびられて。どうでした?」


O:「どうもこうもないよ。なんで俺だけAD役なの?」


N:「緑子さんのご指名だから・・・仕方ないでしょ」


そんな事を話してた。


N:「そういえば死神くんでも罵られてますよね」


O:「あれはいいんだよ」


N:「可愛いから?」


O:「そういうんじゃなくて・・・さ」



・・・そっか。

美玲ちゃんに罵られるのは、いいんだ?

ちょっと・・・変な気分。

俺はあのドラマ観て

「俺の大野さんになにすんの!」って

・・・思っちゃったんだけどな・・・。




大野さんの住むマンションに着く。

降ろしたらすぐ帰ろうと思ってたんだけど

大野さんが「寄ってけよ」って言ってくれたので。

お邪魔することにした。



とりあえず。

時間は遅いけど、軽く夜食でもと思って

キッチンに立つ。

大野さんも料理が出来ないわけじゃない。

器用な人だから、出来るんだけど、

俺がいると、完全に俺に任せっきりになる。

・・・そういうところ、嬉しい///



消化のいいもの・・・うどんにした。

どこから仕入れたのか、ちゃんとダシを取るための

材料もそろってるから。

ちゃんとキレイな汁を作って、

リビングで雑誌を読んでる大野さんの前に置く。



O:「お、うまそう」


ちゃんとふたりで、いただきますを言って、

食べ始める。







食べ終わって、また雑誌を読み始めた大野さん。

俺は黙って食器を片づけて、

風呂の準備をする。



〜♪ 〜♪ 〜♪

風呂が沸いた、音楽が流れた。

そこで初めて、食器が片付いてることに

気付いた大野さん。



O:「ごめん、片付けさせちゃって・・・」


N:「いいんです、気にしないで」


O:「風呂の準備もしてもらって」


N:「ん。そういうのは手が空いてる人が
   やればいいだけの話だから」



俺に近づいてきて、俺の腰に手を回す。



O:「ごめん・・・」


N:「いいんですって」


O:「なんでも任せっきりだ。ごめん」


N:「いいから、お風呂入ってきたら?」



背中をそっと押して、風呂場に行くのを促す。



黙って風呂場に入っていった大野さんを見届けて

俺は帰る準備を始める。



大野さんが風呂から出たら、帰ろうと思って。










次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ