もにょもにょ。(O*N)
□君を束縛したいのです。04
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side:O
・・・架純ちゃん、可愛かったね・・・
しやがれの収録が終わった帰り路・・・
ニノの車で俺の家に向かってる途中・・・
ニノは突然、ポツリとつぶやいた。
確かに・・・可愛かった。
O:「ニノ、ノリノリだったもんね」
俺は言う。
でも、返事が・・・ない。
O:「・・・どした?」
N:「別にノリノリじゃないよ。
盛り上げるのが俺の仕事だし」
・・・なんか機嫌悪い・・・?
N:「大野さん、金魚すくいしてた」
O:「・・・したよ?」
N:「俺は、大野さんと金魚すくいしたことない・・」
・・・あぁ・・・わかった・・・。
自分は、俺と金魚すくいしたことなかったのに
架純ちゃんと俺が金魚すくいしちゃったから
拗ねてるわけ・・ね・・・。
たまにあるんだよな。こういう変なヤキモチやくこと。
O:「縁日なんて、今はやってないからさ・・・」
N:「別に・・・やってなくていい・・・」
O:「水族館でも行く?あ、魚怖いか・・・」
言った後で、ニノは魚が怖いってことを思い出す。
でも。
N:「水族館・・行く・・・///」
運転席のニノの瞳がキラキラしてる。
夜の灯りに反射する、うるうるの、瞳。
・・・キレイだな・・・
架純ちゃんとは違うけど、お前も十分可愛いのに。
自分で全然わかってないんだな。
そんなところも・・・愛しいんだけど///
O:「じゃぁ、次のオフ、水族館、行くかぁ!」
N:「・・うん・・・」
・・・やっぱ、可愛い・・・///
ひさしぶりのオフ。
ひさしぶりに、ニノとデート。
車で江の島に向かっている。
平日にも関わらず、道路は渋滞してる。
O:「昼過ぎにしようと思ったけど。朝出発して正解だったな」
N:「うん。ネットで調べたら平日でも混むって書いてあったから」
O:「そっか」
・・・わざわざネットで調べたんだ。
楽しみにしててくれたんだな。
N:「魚は、やっぱりちょっとドキドキするけどね」
こちらを向かず、前を見たまま苦笑いする。
O:「くらげ」
N:「え?」
O:「くらげがさ、有名なんだって。新江ノ島水族館。」
N:「そうなんだ。・・・楽しみ♪」
・・・やっぱ・・・可愛い・・・。
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