もにょもにょ。(O*N)
□Strawberry XXX
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最後に会ってから5日過ぎた。
まだ5日? もう5日?
・・・もう5日もたっちゃった。
会いたいよ。
メール・・しようかな・・・
今から会える?
それだけを送った。
そしたらすぐに返事が来た。
明日も早いから、また今度。
断られちゃった・・・
でも知ってる。マネージャーから聞いてる。
本当は風邪ひいてるんだって。
うつさないように会わないようにしてる・・・
だけどホントは。
会いたくなってるのはボクだけじゃない。
熱があるって聞いた。
苦しいだろうに・・・
一人で我慢するつもり・・・???
今すぐ・・・会いに行こう・・・!
車を走らせ、あなたのところまで。
今、なにしてるの?
本当に大丈夫?
すぐ、行くから・・・待ってて・・・
あなたの部屋の前。
インターフォンを鳴らす。
しばらくして聞こえたのは、掠れたあなたの声。
−−−・・・はい・・・???
・・・ニノ!?どうしたこんな時間に・・・!
N:会いに・・・来ちゃった・・・
−−−すぐ開けるから!
カチャカチャと音がして、ドアが開いて・・・
中から顔を出す、あなた。
すごく驚いた顔をしている。
O:寒かっただろ!・・・入って。
すぐに部屋に入れてくれる。
部屋に入ったら・・・
フワッとあなたのニオイがして、胸がきゅうってなった。
O:明日、早いからって言ったのに・・・
ちょっとだけ、怒ってる・・・?
でも・・・
N:風邪、ひいてるからでしょ?
会いたかったから。あなたが心配だったから・・・
・・・だめ???
不安になって、あなたの顔をのぞいた。
O:うつったらどうするんだ。
N:でも・・・会いたかった・・・
O:・・・
N:会いたかったのは、ボクだけ・・・?
・・・しばらくの沈黙のあと・・・
O:オレだって・・会いたかったよ・・・
小さくため息を吐きながら、言う。
呆れられちゃった?
ちょっとだけ不安になったけど。
あなたに抱き付いて、そのくちびるにキスをして。
N:お互い会いたかったんだから・・・いい・・でしょ・・?
笑いかけたら、今日初めて、あなたは微笑んでくれた。
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