STAY MY LOVE(O*N)
□驚き
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side:N
翌日には大野さんの熱は完全に下がってて。
風邪も治ったのか、顔色もいい。
智:ありがとな。いろいろ。
和:どういたしまして。
智:今日、これから仕事だけど、お前一緒に行ってみるか?
和:僕が行ってどうするの?
智:たまにはそういう場にも顔を出して、人脈広げるとかさ。
和:・・ん〜。僕はご遠慮しときます。もう、帰るね!
大野さんのお仕事の邪魔にならないように
早く帰らなくちゃ。
昨日は休ませてもらったけど、今日は仕事に行きたいし。
少ない荷物をまとめて、部屋を出ようとしたら・・・
智:・・和・・・
腰を抱かれて、キス。
はじめは、触れるだけどのキスだったのに、
だんだん深く交わるようになっていって。
和:・・大野さん、だめっ 帰れなくなっちゃう。
智:ハハハッ!悪かったな!!
大野さんが笑っていうから、僕も笑って部屋を出た。
・・・もう・・・///
ちょっとのキスで、すぐしたくなっちゃう///
こんな風になったのは・・・大野さんのせいなんだからっ
一度、家に戻ってから出勤する。
朝、すぐに翔さんが僕のところに駆け寄ってきて
翔:ニノ、昨日はありがとうね。
声をかけてくれた。
仕事が始まって、集中してしまえば
一日が終わるのはあっという間で。
夜は翔さんが飲みに誘ってくれた。
二人だけで飲むのは初めてで。
でも、頭が良くて話がおもしろい翔さんとなら
楽しいに決まってて。
二人とも結構飲んだ・・・
そろそろお開きにしましょうか、って時に
翔さんが突然、携帯で誰かに話始めて。
翔:寒いからさ、車で迎えに来てもらおう?
電話を切って、すぐに僕に言う。
・・・誰にお迎えを頼んだのだろう・・・
なんとなく、翔さんはしっかりしてるから
飲んでも一人で帰ります!!みたいなイメージだったから
すごく意外で。
翔:ニノと智くんのマンションにも回ってもらうから
もう少しだけ待っててね。
「ニノと智くんのマンション」・・・
そんな言葉がくすぐったい。
ちょっとだけ嬉しくて、ちょっとだけ照れくさい。
しばらくして、翔さんの携帯が鳴って。
翔:着いたみたいだから、出よう
すぐにお店から出る。
そこには見覚えのある車・・・
まぁ、どこにでもある国産車だから
珍しくもないよね・・・
でも、
雅:翔ちゃん!ニノ!お疲れ様!!!
運転席から降りてきたのは相葉さんで。
びっくり。めちゃくちゃびっくり。
いつも間にか、そんなに二人は仲良くなってたんだ・・・
車に乗り込む。
運転は相葉さん。助手席に翔さん。
後部座席に僕・・・。
車が走り出してすぐに、信号で停まった時に
相葉さんが翔さんのネクタイを
緩めてあげて・・・
・・・って・・・え!?
翔さんはされるがままで、ちょっと微笑んでて。
なんか・・・なんか・・・雰囲気甘いんですけどぉー!!?
固まってる僕を見て、相葉さんが照れながら、言う。
雅:ニノ、黙っててごめんね!あのね、俺と翔ちゃん・・・
翔:雅紀、黙って。
翔さん、カットイン。でも・・・
雅:やだよ、言いたい!俺と翔ちゃん、付き合ってるから!!!
・・・・・・え?
和:・・・付き合ってるの??ほんとに??
雅:ほんとほんと!ねぇー、翔ちゃん!
俺たち、えっっちだって・・・
翔:雅紀、黙れ!!!
翔さんが真っ赤な顔してて・・・
え、本当なんだ・・・
和:おめでとう。仲良くね。
びっくりしてるはずなのに、自然と言葉が出た。
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