STAY MY LOVE(O*N)
□燃えちゃった
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仕事も覚えてきて、毎日が楽しくなってきた頃。
それは起きたんだ・・・
会社の電話が鳴って・・・
エミさんが受ける。
エ:はい、Barefootです。
・・・え?
・・はい、二宮ですね。少々お待ちください。
エミさんが電話を保留にして、僕を呼ぶ。
エ:二宮くん、消防署から・・・だって。
ちょっと怪訝そうな顔をして僕に言う。
・・・消防署???
和:はい、お電話変わりました。二宮です。
・・・え・・・
・・・僕の家が火事にあった・・・
気が動転して、どうしたらいいかわからなくて。
立ち尽くしていたら、翔さんが電話を代わって
対応してくれる。
翔さんが電話を切る。
翔:ニノ。落ち着いて。
とりあえず、家まで行こう?
状況がわからない。情報が少なすぎる。
だから、今すぐ行くよ。
車出すから。準備して。
回らない頭で、どうにか準備をする。
持ち物とかは少ないから
デスクの上にあったスマホとかをバッグに
全部しまって、コートを着て・・・
すぐに翔さんの車に乗り込んだ。
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