STAY MY LOVE(O*N)
□思い出す
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side:N
長い夢を見てた。
あの時の・・・夢。
会社で・・・。
最初は不器用かもしれないけど、
普通に仕事ができてた。
ルーティンワークも、外回りも。
大変だったけど、充実してた。
でも、ある日を境に、僕は笑えなくなった。
だから、もう営業にはつきたくない・・・。
人と接するのは、とても消耗することだから。
それは就職3年目の年末、会社の忘年会で。
僕は同期の仲間と、楽しく飲んで話していた。
1次会・・・・2次会・・・
3次会になるころには、人数も少なくなって。
クラブの一角で。
僕は気心しれた仲間が一緒にいてくれたせいか
気が緩んでしまったみたいで・・・飲みすぎてた。
「二宮、お前、弱いのに大丈夫かぁ??」
聞いてくる声にも「大丈夫だよぉ」なんて返してた。
なのに。酔って、テーブルに突っ伏して、
僕は寝てしまった・・・。
それを介抱してくれたのは、児玉さん。
直属の上司、係長だった。
児玉さんは、僕を自分の家に運んで。
ベッドに寝かせてくれた。
そこで、僕は目を覚ました。
ここ・・・どこ・・・?
寝転がったまま、目だけ動かしてたら。
児玉さんが視界にカットインしてきた。
児:やっと起きたね・・・
児玉さんは笑った。
和:!あ、僕!!すいません!!!
慌てて起き上がろうとした。
けど、結構な量を飲んでしまったらしく
起き上がることは出来なかった。
児:いいよ、そのままで・・・。
今、楽にしてあげるから・・・
児玉さんが僕のスーツを脱がす・・・。
そこで、目が覚めた。
目を開けると、見知らぬ天井が目に入る。
智:目、覚ましたな。大丈夫か?
・・・僕・・・面接の途中で、倒れちゃったんだ・・・
智:楽になるように、もうちょい、ボタン外すぞ?
そう言って、大野さんは僕のYシャツのボタンを
プチプチと外していった。
・・・ボタン・・・外す・・・脱がされる・・・
・・・!!!
和:ゃだ!!!!やめて!!やめてぇ!!!
怖い。怖い!怖い!!怖い!!!
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