DreamV

□kiss
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潤さんとキスしたいなぁ。

だって、付き合ってから一週間キスなんてしてもらってないし・・・・。

潤さんとキスしてみたいなぁ。

潤さん、私のこと、好きなのかな。

潤さん、私とキスしたいっておもってくれてるかなぁ。

福山さんが演じてたグレルみたいに、積極的に誘ってみるかなぁ。

そうと決まれば、原作とアニメと、植原さん演じるグレルが大活躍の舞台をみて、勉強しょうと。

今日こそ、潤さんとキスするぞ。

潤さんとのキスって甘いかなぁ。

私のキスって甘いかなぁ。

きゃあ、私ったらハレンチなんだから。

よし、高垣彩陽がんばります。



今、私の部屋に潤さんが。

潤さん気づいてくれるかな。

今の私の格好は、グレルにちなんで赤色の服を着てる。

「彩陽、今日は、真っ赤だね。」
「似合わないですか?!」
「いや、似合ってるよ。」
「そうっ、嬉しいわ。潤さぁん。」
「彩陽、喋り方おかしくねぇか。」

やっちゃった。

グレルを勉強しすぎて喋り方がうっちゃった。

はなしそらさなきゃ。

なに、話そう。

潤さんも沈黙になっちゃってるし。

ぁぁ、黙ってる潤さんも素敵。

やだ、私ったら、さっきから、潤さんの唇ばっかり意識してる。

潤さんとキスしたくてたまらない。

「顔、赤いけど大丈夫か?もしかして、風邪?!喋り方とか、おかしいしさ・・。」
「風邪じゃないDEATH。」
「DEATHって・・・熱はかって。」
「だから、熱なんてないんだから、それより、あ・な・たとキ・スしたいわ。」

言っちゃった。

はずかしよぉ。

潤さん、ため息ついて黙っちゃった。

そんなに、私とキスするの嫌なのかなぁ。

私、潤さんに嫌われてたんだなぁ。

一生懸命勉強して、バカみたい。
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