DreamW

□本心
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父が包む、強力な暗黒な力。

く・・くるしい。

兄さんがいう、僕の輝きはいったいな
に?

僕が、私が、やって来たのは、すべて間違いだったのか?

兄を越えたのに、満足できない。

僕は、私は、いったい、何を望んでたんだろう。

くるしみの中で気づいた。

本当は、兄さんのこと好きで、皆の幸せを望んでるんだ。


もし、やり直せるなら、やり直したい。

僕は、もう一度、やり直せるのかな?

やり直せるなら、マーガリンで生きてる間に、不幸にしてきた人たちに幸せを届けたい。


ピンキーマカロンたちが放つ光に包まれる。

優しい光。

暗黒な気持ちを消してくれる。

本当の僕になれる気がする。


レディ・マーガリンから、元の自分にバタに戻った。


「兄さん。」

兄さんの手をとる。

久しぶりの兄さんの手。

兄さんの手、暖かい。

僕の手は、どうなんだろう。

久しぶりの暖かい、心から喜べる気持ち。

これで、暗黒パティシエレディ・マーガリンは、もう、おしまい。

これからは、バタとしていきていく。

兄さんとともに。



兄さんと一緒に、ピンキーマカロンたちに、マカロンを作った。

マーガリンとして作ってきたアンハッピーバケーキと違う、優しい気持ち、喜んで欲しいという気持ちをこめて。

こんな幸せな気持ち、初めてだ。

本当の僕を、取り戻せた。

これからは、兄さんと一緒に、皆を幸せにするお菓子を作っていきたい。

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