DreamY

□車内
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電車内、手すりをつかんで、立っていると、前の女子高生二人が、チラチラと、俺をみていた。

おっ、今日の俺、いけてるのかな。
こんな可愛い子達に、見られるなんて・・・ちょっと嬉しい。

次の駅に着き、彼女たちが立ち上がる、その時に、一人の子が、困った顔をしながら、小声で、
「あの・・・チャックがあいてます。」
と言って、連れの子と、電車を降りてった。

嘘だろ・・・。
恥ずかしい・・・。

俺は、その場から動けず、茫然となった。


-おまけ-

「潤子、よくやったわね。」
「だって・・・やばかったんだもん。目のやり場に困ったよね。」
「本当、本当。あの人、イケメンだったよね。」
「確かに、でもね・・・。それより、慎子、今日、提出の課題問題分かった?」
「ううん、分かんなかった。」
「だよね。」

女子高生二人は、いつもと変わらず、登校するのだった。

あれから、注意された男性こと、小野さんは、チャックを気にするようになった。

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