DreamX

□angelhoney
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「こんなところにアメが入ったビンがある。でも、変わったアメね。まぁ、いいや。」

机に置いてあったビンからアメを出して、口にいれる。

うん、美味しい。

気のせいかな?

さっきから、ものがだんだん小さくなってる気が・・・。




「晶さん、今月の売上についてですが・・・。」

ドアを開けると、だんだん小さくなってく晶さんがいた。

「晶さん・・・?」
「憂夜さん・・・。」

三歳ぐらいの身長で、止まった晶さん。




嘘、私、小さくなってる。

なんでよ、しかも、服がぶかぶかすぎて、邪魔だし・・・こんなんじゃ・・・。




「憂夜さん、どうしょ?小さくなっちゃってるし・・・、どうしょう?」

泣きながら慌ててる晶さんを抱きしめる。

「大丈夫ですよ。晶さん、なにか、食べました?」

あやしながら、優しく尋ねる。

「あのね、机に置いてあったビンに入ったアメを食べたの・・・。」
「あれですか・・・。」

ビンを取り上げ、裏をみると、説明が小さく書いてあった。

「晶さんが、食べたのは、幼児になるアメだったみたいですよ。元に戻るのは、明日ですね。」
「うそ・・・、今日は、どうしょう。」




私ったら、なんてものを食べたのよ。

第一、説明書は、分かりやすい場所に貼りなさいよ。

なんて、言ってる場合じゃないわね。

どうしょう・・・、ああ、私のバカ。

「晶さん、今日は、俺に任せて、部屋で大人しくしててください。」
「うん・・・、憂夜さん、お願いいたします。」

さすが、憂夜さん、頼れるマネージャー。

仕事のことは大丈夫だけど、これじゃ、憂夜さんとデート出来ない。

今日のデート、楽しみにしてたのに・・・。

「晶さん、俺、下にいきますね。」
「うん、お願いいたします。」
「それと、デートは、明日、しましょう。楽しみにしてます。」
「・・・うん。」

デートは、明日かぁ。

さすが、憂夜さん、私の気持ちきづいてたのね。

憂夜さんが、下にいったので、ベッドに横になる。

小さいって不便だな。
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