DreamX
□LOVEJEWELRYHOTEL
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「はぁ・・・・。」
朝からため息が止まらないわ。
だって・・・だって・・・。
「サトクリフ先輩がため息なんて珍しいですね、どうかしたんすか?」
「・・・あたしのあたしの、セバスちゃんが、あのガキと一緒に旅行にいっていないのよ。ああん、こんなの耐えられない・・・。ウィルはウィルで・・・相変わらず冷たいし・・・。」
ウィルをみれば、書類をまとめていた。
ウィルのバカぁ。
なによ、なによ・・・。
セバスちゃんが帰ってくるまで、どうしょうかしら。
「サトクリフ先輩、JEWELRY HOTELって知ってます?下界(人間界)にあるホテルで客のオーダーには、NO とは言わないホテルらしいっすよ。」
「知らないわよ、それに、一人で行ったってむなしいわ・・・ウィルとセバスちゃんが一緒じゃなきゃ。ねぇ、ウィル。」
ウィルの方を上目遣いでみるが、無視される。
「いきませんよ。それより、今月の魂が・・・。」
もう、ウィルったら、すぐ、仕事のことで口うるさいんだから。
たまには、仕事以外の話とかデートしてくれたっていいじゃない。
「ウィルがいかないなら、あたしもいかないわ。」
「そう、残念だな。そのホテルの支配人、めっちゃ、イケメンらしいっすよ。前、合コンで知り合った彼女がいってたんすよ。」
イケメン?
なら、いかなきゃ。
「詳しく聞かせなさいよ。」
離れようとする、ロナルドの肩を強く掴む。
「サトクリフ先輩、いたいっす・・・。」
仕事を終え、ロナルドから教わったホテルへ向かう。
あったわ、ここね。
「ようこそ、JEWELRY HOTELへ。」
ホテル内に入ると、イケメンの支配人が迎えてくれた。
いやんっ、格好いい。
タイプだわ。
綺麗な赤髪の女性?が入ってきたので、笑顔で出迎える。
「初めまして、みんなのアイドル、グレル・サトクリフDEATH 。」
なんか、すごい人がきちゃったな。
っか、変な人ばっかりくるんだよ。
しかも、よくみたら、男だし、オカマだし。
「グレルさま、今、部屋まで案内いたします。」
「グレルでいいわよ。オーダーしていいかしら。」
「はい、もちろん。」
「ありがとぉ、じゃ、あなたをオーダーするわ。」