12/21の日記

20:04
さよならシンデレラ Bad End
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※これはmainにあるさよならシンデレラのバッドエンドverです!先にそちらをお読みすることをオススメします。ちなみに本編と三ページ目までは同じなのでそこは飛ばします。













「柳生比呂士は、妻を病める時も健やかなる時も愛し抜くと誓いますか?」

「…誓います」

「では、誓いのキスを…」

周りから歓声が上がる。
拍手も、沢山上がった。

そう、結婚したのだ。
彼女と。












 
「比呂士さん、私今日同窓会だから帰れないの。」

「ああ。いってらっしゃい」

______________あれから1年。
私は家を移り住み、妻と二人暮らしを始めた。
妻も立海生ということもあってか二人の間のわだかまりが取れるのもそう遅くはなかった。
多分、幸せに暮らしている。
…未だに妻に手は出せないが。
まぁ、充実している。
そう思っておこう。

ピンポーン

そんなことを考えていたら、家のチャイムがなった。
妻は先程出て行ったので、私が仕方なく腰を上げる。

「どなたですか」

冷たく言い放つと、「宅配便です」と爽やかそうなお兄さんがいた。
私は判子を手にし、玄関を開けた。

「…すみません、こちらに判子かサイン、よろしいですか?」

私は判子を押そうと手を伸ばす。
すると、その手をがちりと掴まれた。

「っな、んですか…」

慌てた声色で言うと、宅配便のお兄さんはクククッと笑い出した。
その笑い方には、見覚えがあった。

「…久しぶりやの、柳生」

忘れもしない、私の最愛の人。

「…にお、う…くん」



仁王くんは宅配便のお兄さんのカツラを取った。
それは確かに、本物の仁王くんで。

「…どうして」

「柳生に会いにきたんじゃよ。ほら、柳生女じゃ満足せんやろ?」

「そ、んなことないです」 

「嘘つけ。目が泳いどる…。
さては童貞じゃな?」

「ち、がいます!そんなこと言うために来たなら帰ってください…っ」

ドアを閉めようとするもあと一歩届かない。
 
「…なんで、俺とセックスしたんじゃ?
なんで、抱いてなんて甘えた声で言ったんじゃ。俺は、柳生が俺のこと好いとるって嬉しかったのに…っ
柳生は、俺で遊んどったんか?」

「違う!私は…」

「まぁそうやろうな。そうじゃなきゃ困るんじゃ。
…俺が、壊しにきたのに」 

そう言うと仁王くんは私を玄関に押し倒しました。
抵抗しようにも仁王くんの力には及ばなかった。

「やだ!仁王くっ…!」

じたばたと暴れても仁王くんはびくともしない。
むしろもっと強い力で押さえつけられた。

「や…ぁああ!仁王くんっ、やめてぇ…っ!」

「抵抗されると男は燃えることを知らんのか。
まぁ抵抗せんでもするんじゃけどな」

そのまま仁王くんは私の服を剥ぎ取り、敏感なところに触れる。
私は好きな人からの愛撫に心踊らせていた。
どんなに乱暴にされても、私はきっと仁王くんが好きなんだ。
仁王くんからは、逃げられない。

「ぁ、あんっ…ぅ、アッ…!」

快楽に身を任せてしまう私は、きっと愚かだろう。
妻を裏切っているのも分かっている。
それでも、仁王くんが私を弄んで、愛を注ぐから。
私はこの関係に、溺れて行く道しかないみたいだ。


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8→2妻の不倫エンドでした。
書いてみたかった。これぞ私な気がする。←

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