長い話

□story9
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私の家につくと、早速私の部屋へ招き入れました。
ニオウさんも少し落ち着いたのか私のベッドの上にちょこんと座っていました。
私はスーツを脱ぐと、シャツ一枚になります。
その様子をニオウさんは食い入るように見ていました。
そして私もベッドに座ります。

「…ほんとに、いいんですか」

私がニオウさんの手を握るとニオウさんの肩がぴくりと震えた。
内心怖いのだろうかと優しく微笑めばニオウさんもつられて笑い返してくれた。

「…ええよ。比呂士の好きにして」

そう言うとニオウさんは目を瞑った。
私はニオウさんをベッドに押し倒すと、耳元で囁くように話す。

「…全く、ニオウさんは可愛い人だ」

その囁きにまたニオウさんの肩が震える。
もしかして耳が弱いのかと思い息を吹きかけてみると女性のように甲高い声で「あぁっ」と喘いだ。
私は少し満足すると、ニオウさんの服を丁寧に剥いでいく。
そして、ニオウさんの本性を少しずつ暴いていく。
ニオウさんの胸の突起を爪で引っ掻く。
するとまたニオウさんの喘ぎ声が聞こえた。

「ニオウさん胸も弱いんですか?」

そう囁きながら突起を抓るとあられもない声を上げていた。

「やっ、比呂士、意地悪、せんで…っ…」

余裕の無さそうな声で私の名前を呼ぶニオウさん。
愛おしくて目を細める。
そして、堅くなった突起を口に含んだ。

「ひ、ぁ…あぁっ…
や、らめっ…」

舌の回っていないにニオウさん。
口からは涎が滴り落ちています。
まだ前戯なのに、こんなに乱れるニオウさんは感度が人一倍良いのだろう。
そのまま舐めて、吸ってを繰り返す。 
すると、じれったそうにニオウさんが足をすり合わせていた。
なんとなく何をしてほしいか分かったが知らないフリをする。
すると。

「ひ、ろし…意地悪ぅっ…」

そんな甘ったるい声が聞こえてきたので、耳元で「ちゃんと言ってくれないと分かりませんよ?
何をしてほしいか言ってください。出来れば具体的に。」と囁くとニオウさんの理性はいとも簡単に決壊した。

「…っう…さゎっ、て」

か細い声が聞こえる。
でも白々しく話せばニオウさんの目が見開かれた。

「…どこを、ですか?」

「…っ」

私は焦らすようにニオウさんのベルトを外し始める。
すると、ニオウさんは目をぎゅっと瞑って、

「…ここ」

パンツを脱がされ、露わになった自身を握らされた。
それは、熱く蠢いていた。
私は内心にやつきが抑えられなくて、鎖骨にキスを落とす。

「…触るだけでいいんですか?」

もうニオウさんは恥ずかしがったりしなかった。

「……なめ、て」

「分かりました」

ニオウさんの仰せのままに、と言うとニオウさんの自身に舌を這わせる。
すると甲高い声が響いた。

「ひろ…っ、ぁあ、ぁぁぁっ!」

ニオウさんは腰を揺らしていた。
私はニオウさんの自身をキツく吸った。
ニオウさんがあられもない声を上げて達した。
口の中に苦い白濁液が流れ込んできた。
それをこくりと飲むと、ニオウさんはまた顔を真っ赤にしていた。

「…可愛いですね」

そう耳元で囁いてから、もう一度イかせようと口にイったばかりの自身を含む。
ニオウさんは、またやらしい声を出していた。










「…比呂士、挿れんの?」

そう、なんだかんだでずっと前戯ばかりしている。別にニオウさんに挿れたくない訳じゃない。
だが、初めてなんだ。
その…男っていうか…あの…こういう行為がだ。
世に言う、童貞なのだ。
だから、ニオウさんに痛い思いをさせたくない…その思いからなかなか踏み出せないでいた。

「…ほんとに、いいんですか?
もう止めれませんよ?」

「…ええよ。こんな所で止められても困るぜよ」

「…初めてなので、許してください」

「へ」

ニオウさんの目が見開かれた。
が、すぐに快感に侵食されていた。
とりあえず、そういう知識はついている。
ニオウさんの後孔を解すんですっけ…
ニオウさんの精液を指につける。
そして、そのままニオウさんの後孔に指を挿れた。

「んっ…!ぁあ…っ」

ニオウさんのナカは案外キツい。
それでもニオウさんの精液が潤滑油の代わりになっている。
だんだん動くようになってきた。
ぬちっ、くちゅといやらしい音がする。
私はどんどんニオウさんの奥に指を突き立てます。
すると______________。

「んっ…ぁぁぁっ!ひ、ぁん!」

一段と喘ぎ声が響きます。

「ここがニオウさんのキモチイイとこですか?」

そう聞くと何度もそこを擦ります。
ニオウさんの目はとろんとしていて、口からは涎が垂れているのも気にしていません。
よほど気持ちいいのだろう。
私は指をゆっくり抜くと、もう硬くなった自身を一気に挿れます。

「ぁ、んっ!いゃ、ぁああっ!」

やはり解したとはいえまだ少しきつめのソコ。
ニオウさんは泣きながら喘いでいます。

「痛くないですか」

「だぃ、っじょ…ぅぶ」

ニオウさんは満足そうに微笑むと、また私にキスを求めてきた。
私はゆっくり動かしながらニオウさんの唇を啄んだ。
ぐちゅ、くちっ、ぬちっ。
耳障りな水音が耳を犯す。
ニオウさんは必死に意識を飛ばさないようにしていました。
そんなニオウさんが可愛くて、もっと激しく動かせば熱を含んだ声は止まることはなかった。

「っ、あぁ!んっ…ひ、ろし、イくっ…!」

「…いっ、しょに…っ、イきましょう…」

「…っぁ、んっ!ぁぁぁぁっ!」

「…っ、くっ」

そのまま、腰を激しく打ち付ければ、私達は一緒に達した。



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