ONE PICE

□S ロマンスドーンストーリー
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やがて三日月のギャリーの海賊船は町の漁港静かにに到着した。
その様子を町の人々が伺う。




「…あれが三日月のギャリー…?」

「三日月って髭の形じゃないのか?」



シ「なぁんだ…もっとゴツイ奴かと思った」


「きっとあの帽子だ。三日月に見える。」

「ああ、そうだな」


町長「なぜ…一人しか出てこんのだ…?」




そこには三日月のギャリーの海賊船の船首に立った・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ルフィーがいた。





ル「あ〜あ、結局、食料手に入れられなかったなぁ〜」




その後ろからひょこっと顔をアリアが出す。


『ルフィが止めるの聞かないからでしょ!」

ル「ま、飯屋ぐらいあるだろ…なんか食ってくかぁ」

『もう!目的違ってるし!』

ゾ「あの船長にそんな事言っても無駄だろ…」

『はぁ〜…ナミさんに怒られるぅ〜…』




「ぬ〜っ!!貴様ら、ただじゃ済まねぇぞ!」

ル「あん?」

「この俺を誰だと思ってやがるっ!」

『…誰?』

ゾ「さあ?」


ギャ「ふっ…三日月のギャリー様だぞぉ。…油断しただけだぁ!
だから負けたんだぁ…ってなぁにぃ!負けるか〜ボケェ〜!!」

そこにはルフィ達に惨敗し、マストの柱に括り付けられ吠える三日月の海賊船、
キャプテン ギャリーがいた。


『…もう少し強いかと思ったんだけど…』

ゾ「戦い甲斐のねぇ奴らだったな…」

ル「オレは食料を分けてもらおうと思っただけだ。大体仕掛けてきたのは
そっちだろう…変な髭〜って言っただけで…」

ギャ「変ですって〜?!!充分喧嘩売っとるわい!!」

『だって本当に…ねぇ?』

ゾ「そうだな…確かに」

ギャ「そこっ!!コソコソ髭の悪口言うな〜!!!」


ぐぅぅぅう〜・・・・

ル「あ〜…」


ギャ「しかしおまえ、相手が悪かったな〜。世界で最も敵に回したくない男、
このギャリー様を怒らせ…んな?!」

「もう行っちゃいましたよ」

ギャ「わ〜っ、本当っ!!てゴラ〜っ!!!!…ぶっ殺す…」





町長「な〜ぜ、要求がない?」

町長が不思議に思い悩んでいると、そこへスタンっとルフィーが降り立つ。

ル「め〜し〜っ!!!」

『あ、ちょっとルフィ待ってよ〜!!』

ヒュンっと風の速さで一目散にルフィは飯屋を探しに行く。


「「え〜〜っ?!」」

町の人々はそんなルフィの様子を見てあっけにとられる。

『も〜…困ったな〜』

ゾ「俺達も腹減ったな。飯屋探すか…」

『そだね…』

ぺこりとアリアは町長に頭を下げるとゾロに着いて行く。





ゾ「…にしても腹減ったな〜」

『きっとみんなも同じだよね〜』

ゾ「あ〜、あのバカ船長のおかげでな…」




『…それにしても静かな町…って言うよりなんか人影がなくない?」

ゾ「ああ、おまけにどっからか覗かれてるみたいだな…」

『ん〜?どうしたんだろう?』

ゾ「さぁな。そんな事より、飯屋探せ」

『あ!ゾロ、あそこにカフェって書いてある!』

アリアの指さす方向にはカフェの看板があった。
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