BL

□誤解…?
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※ナチュラルに小田桐、あさと、雄介が友達のような関係です

「ぁ、あっ、ちょ、あさ…っ」

「いいからじっとしなよ小田桐」

「そ、そんなコト、言ったって、あッ」

「本当に小田桐は感じやすいね。……ほら脱がせるよ?」

「ひあッ!あさとッ、やめ…」

「あんたら何してんすかーッ!!」

幼女に見付かるコトなく、昼飯でもたかりに行こうと唐突に思い付きやってきた小田桐さん家。
いつもの如く、小田桐さん家は戸締まりが悪く鍵があいていた。
入ろうとノブに手をかけたトコで、小田桐さんと誰かの声が聞こえた。

……誤解かもしんねぇ、つーか小田桐さんがんなコトするわけない。
そんな思いがぐるぐるとよぎりながらも俺はとうとう開けてしまった。

「雄介?」

きょとん、とした顔の小田桐さん可愛い…じゃなくて、問題はどうして小田桐さんとあさとさんが一緒にいんのかってコトだ。
「やぁ、雄介。そんなに焦ってどうかしたのかい?」

にっこり、と胡散臭い笑みを浮かべてあさとさんは言う。
今の状況は、小田桐さんの上にあさとさんが乗り上げている。
小田桐さんの服は、少しはだけているし。

「何してんすか?一体」

「あぁ、そうだった。小田桐、どっかいったみたいだよ」

「ありがとう。……だが、ここまでやる必要あったのか?」

俺が訳も分からず首を傾げていると、見かねたのか小田桐さんが口を開いた。

「あのな雄介。……僕の服の中にな、その虫が入って……あさとに、とってもらってたんだ」

少し恥ずかしそうに言う小田桐さん。
あぁ、だから、服が少しはだけていて、そんな格好なのか。

「だいたい、小田桐が悪いんだよ。たかが素肌に触れたくらいで喘いで。そんな声を出すから雄介に誤解されるんだろう?」

表面上呆れた、と言いたげな表情を浮かべ小田桐さんの額を小突く。

「あ、喘いでなんかいないッ!へ、変なコトを言うなッ」

かああっと一気に顔を赤らめてあさとさんに食いかかる。
いやいや小田桐さん、あれは確実に喘いでましたって。

「はいはい、小田桐は本当に鈍感だなぁ」

やれやれと、怒る小田桐さんを無視してあさとさんは俺を見る。

あーあ、これはあさとさんもライバルだったんすねー。
さすが小田桐さん、気がぬけない。

「小田桐さんは、俺のですからね?」

「……いつまでも側に置いとけるって、思わないほうがいいよ」

ばちばち、と火花が散った。
小田桐さんは、全く気付いていないみたいだケド。
俺は負けませんからね?あさとさん。

end
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