Memo



作者のネタ保管庫です。
Dreamのネタバレを放置しています。注意です。


◆神田と耳かき 


【神田にする場合】
※会話文多し

「神田、耳かきしない?」

「ああ?」

顔を向けると耳かきさせてと言いたげな紫苑の目線。
ベッドに正座をした紫苑の利き手には竹製の耳かきが握られていた。

「…やりたいのか」

「うん」

「…わかった」

恋人の視線に負け、神田はベッドに乗り上げると紫苑の膝に頭を乗せた。思わぬ膝の柔らかさに、一瞬体が固まった。

「? どうかした?」

「なんでもない」

「そう?…じゃあ、始めるね」

紫苑が滑らすように神田の耳の縁に指を添わすと、神田の肩がビクリと上がった。

「っむずかゆい!」

「ご、ごめん!気を付ける…」

気を取り直して耳かきを持ち直すと、反対の手を神田の頬に添えた。

「痛かったら言って。いくよ?」

「ああ」

慎重に神田の耳に耳かきの先端を入れていく。始めは浅いところから、痛みがないように力加減に注意しながら壁をひっかいていく。時々、神田がピクリと反応するが、何も言ってこないなら痛みはないのだろう。再び、耳かきに集中する。

「奥、やるよ」

そう断りをいれ、さらに奥に耳かきを進める。鼓膜に先端が当たらないよう集中しながら、徐々に汚れを外に掻き出していく。

目の前の耳に全神経を集中させていると、耳からカリッとした音がなった。神田がビクリと体を跳ねさせたことに、少し驚いて一旦耳かきを離した。

「ごめん、痛かった?」

「いや…」

「少し硬いのに当たったみたい。優しくやるから、少し我慢してて…」

言葉を濁した神田だが、集中する紫苑はそのことに気づかなかった。再び、耳かきを神田の耳に侵入させる。優しく、中の壁に沿うように意識しながら、耳掃除を進めていった。



「はい、こっちは終わり」

神田は体を起き上がらせると、相手に悟られないように小さく息を吐いた。戦闘とは違った緊張感から解放されたことに安堵したのもつかの間。

「今度は反対を向いて」

正座のまま待ち構える恋人に、まだ安堵するのは早かったことを神田は悟ったのだった。

2016/08/19(Fri) 03:03 

◆吸血シーン 神田の場合 

※付き合ってない

「早くしろ」

そう言われ、引く気がない神田に紫苑は諦める以外に道はない。仕方なくベッドを背凭れに座る神田の足の間に入り、彼と向かい合った。神田自らが晒した首筋に、自分の求めるものがあるのだ。その首筋に己の唇が誘われる。自分とは違う少し硬い肌に唇が掠れると、紫苑そこに少し発達した歯を差し込んだ。

口の中でじんわりと広がる温かな感触と、鉄の匂い。そうだ、自分の求めていたものはこれなんだと毎回思い知らされる。紫苑は温かなそれを己の満たされるままに嚥下した。

紫苑の喉が動くのを、神田はただ見届ける。数回、動くと紫苑は神田の首筋から静かに離れた。

「ごめん」

これをした後、決まって目を伏せて紫苑はこの言葉を口にした。



※付き合ってる

彼から香る石鹸の香りと、喉を通る温かな感触に思考がかすんでゆく。ただ今は、この赤で己を満たすことしか考えられなかった。

痺れた脳髄が満たされたことを告げ、紫苑はその口を話した。自分とは違うその筋肉質な首筋に残る己の噛み跡。そこからわずかに流れ出る赤が妙にもったいないと思え、紫苑はそこに舌を伝わせた。神田が息を呑む気配を感じたが、今はこれを止めたい。紫苑の舌が首筋の跡に触れようとした時、彼の唇に紫苑のそれが食われていた。

「んっ…ふっ…」

口内を満たす彼の熱い舌に、己の舌も絡まれる。

2016/08/17(Wed) 02:09 

◆神田連載設定 

【ヒロイン】
第二エクソシスト
アルマが研究所の人間を皆殺しにした直後に目覚めた。
神田とマリに保護され、しばらくの間各地を放浪。
ヒロインを孤児院に残し、神田は元帥に弟子入りする。

孤児院にいる間、イノセンスに適合する。また、自分の異常な回復力に気づく。
(院長は隠すようにヒロインに言い聞かせる)
しかし、孤児院では嫌う人、ヒロイン自身を好いている人の分かれる。
時々、その回復力を周囲に築かれ、誘拐されそうになる。

神田の任務先で再開するも、ヒロインはあまり覚えていない。
(目覚めるのが早かったのか、一緒に行動する間、寝ていることが多かったため)


【イノセンス】
寄生型:血の種

左胸(心臓)から腕、左手を右手でなぞることで、左手に血でできた蓮華の花が出現する。
それをAKUMAに放ったり、その手をAKUMAに触れることで破壊する。
使いすぎると、副作用で人間の血液を吸血したくなる。
エクソシストの血液だと、通常の人間の血液より摂取量が少なくて済む。



【前世】
神田の前世と幼馴染。アルマの前世(あの人)とは親友だった。
神田の前世のことが好きだったが、二人の幸せを願って身を引いた。
あの人の最期を看取った後、自分も死亡する。



【本作の神田】
ヒロイン出会ったとき、まだイノセンスとシンクロしていないヒロインを
戦争とは関係のない世界で生きさせようと心に決める。
一緒に旅をしていく中で、ヒロインの穏やかさに心が癒されていく。

ヒロインと再会をすると、コムイにヒロインがセカンドであること明かさないよう口止めをする。

吸血衝動のことを知ったときは、ヒロインに自ら血を提供した。

2016/08/14(Sun) 16:56 

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