番外編

□【ニキータ商い道中】
2ページ/8ページ

ある日のマイホーム。
チョコボ達の世話を終えたアウスが玄関の方へと向かう。
するとそこには、2人の弟子と、ウサギの耳をしたネコのような人物がいた。


?「そうにゃ。ただし、ただの指輪じゃないにゃ。 なんと身に着けると、さらに強力な魔法が使えるようになるにゃ。 強くてカッコいい大魔法使いにピッタリにゃ。」

バ「おお〜!!」

バドの目が輝く。

コ「なんか怪しい…。 バド、騙されちゃダメよ!」


どうやら、ウサギネコ(仮)がバドに商品を勧めていて、そのバドはノリノリらしい。
それをコロナが止めようとしているという状況のようだ。


?「普段なら1000ルクのところを、今なら特別価格で100ルクにゃ!」

バ「それ買っ
ア「要りません。」

アウスがバドの言葉を遮る。

バ「なんでだよ師匠〜。」

バドが文句を言う。

?「そうにゃ。魔力が向上するようになる特別な一品にゃ。」

ア「でも感じる魔力から察するに、効果はかなり小さいものですよね?」

ギクッ!

そんな音が聞こえるようなリアクションをウサギネコ(仮)がとる。

バ「え〜〜!?」


ニ「…嘘はついてないにゃ。」

ア「…あなたの商売は一歩間違えば詐欺ですよ。ニキータさん。」

アウスはあきれ顔でため息をつく。

ニ「物事には2種類しか無いのにゃ。コインの表と裏、商売人と客。黒じゃなければそれは白なのにゃ。」

ニキータは満面の笑みでそう答えた。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ