番外編
□【ニキータ商い道中】
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ある日のマイホーム。
チョコボ達の世話を終えたアウスが玄関の方へと向かう。
するとそこには、2人の弟子と、ウサギの耳をしたネコのような人物がいた。
?「そうにゃ。ただし、ただの指輪じゃないにゃ。 なんと身に着けると、さらに強力な魔法が使えるようになるにゃ。 強くてカッコいい大魔法使いにピッタリにゃ。」
バ「おお〜!!」
バドの目が輝く。
コ「なんか怪しい…。 バド、騙されちゃダメよ!」
どうやら、ウサギネコ(仮)がバドに商品を勧めていて、そのバドはノリノリらしい。
それをコロナが止めようとしているという状況のようだ。
?「普段なら1000ルクのところを、今なら特別価格で100ルクにゃ!」
バ「それ買っ
ア「要りません。」
アウスがバドの言葉を遮る。
バ「なんでだよ師匠〜。」
バドが文句を言う。
?「そうにゃ。魔力が向上するようになる特別な一品にゃ。」
ア「でも感じる魔力から察するに、効果はかなり小さいものですよね?」
ギクッ!
そんな音が聞こえるようなリアクションをウサギネコ(仮)がとる。
バ「え〜〜!?」
ニ「…嘘はついてないにゃ。」
ア「…あなたの商売は一歩間違えば詐欺ですよ。ニキータさん。」
アウスはあきれ顔でため息をつく。
ニ「物事には2種類しか無いのにゃ。コインの表と裏、商売人と客。黒じゃなければそれは白なのにゃ。」
ニキータは満面の笑みでそう答えた。