03/10の日記
21:01
「食ベタイモノ」
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会話文、近土。
「近藤さん、大丈夫かっ!」
「トシ、か……ごほっ、ごほっ」
「斎藤から、あんたが倒れたって聞いて……」
「少し、目眩がしただけだ…ごほっ!」
「近藤さん、顔が真っ赤だ。おでこ触るぜ………おい、すげえ熱じゃねえか」
「ただの…風邪だ……心配はいらん、よ……」
「ああ、起き上がんじゃねえって。ただの風邪だって、拗らちまえば大変なんだ。今はその風邪を退治することだけ、考えてくれ」
「……す、すまん、トシ……こんな、大事なとき……に」
「あやまんじゃねぇ、誰だって風邪の一つや二つ引くだろう。
……そういや、何か水分はとったか?」
「ああ……雪村くんが、さっき……茶を」
「そうか。粥でもいいから、何かちょっとでも食べられるんだったら、栄養つけといたほうがいいんだが……」
「そういえば……少し……腹が減ってきた、気がするなぁ……ごほっ」
「本当か!今食べてぇもんはあるか?何でも用意するぜ」
「なんでも、か?」
「ああ、口に入れてぇもんがあれば何でもだ」
「じゃあ……たまごふわふわ」
「おう、わかった。さっそく雪村に作ってもらおう」
「あと……ごほっ……豆大福……」
「そうか、甘いもんも身体にいいんだったな。総司に買いに行かせるから、それまでゆっくり寝ててくれよ」
「それ、と……」
「なんだなんだ、食欲が出てきたんじゃねえか?これじゃあすぐ治っちまうなぁ、近藤さんよ」
「一番、食べたい……は……ごほっ」
「うんうん、一番食べてぇのは?」
「トシの ーーーー」
「わっ!!ど、どこ触っ、て……っ」
「ごほっ……」
「あんたっ……ほ…本当に、風邪ひいてやがるのか?」
「……ぐう(_ _)..zzZZ」
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