夢色
□バレンタイン2
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午後になり、三四が非番らしく万事屋に遊びに来た
「ねぇ、知ってる?」
「あ?」
「バレンタインって三日あるんだよ」
「ふ〜ん」
三四の話からすると
14日は友達や家族にあげる
15日は嫌いな人にあげる
16日は……
「16日は結婚したい人にあげるんだって」
「……は?なんだって?」
「だから、結婚したい人にあげるんだって」
「………」
銀時は今朝のことを思い出した
「………」
机の上に置いてあるチョコを見る
「っ///」
「?」
銀時は俯いた
そんな銀時の頬は赤く染まっていた
「……ごちそうさまでした」
三四はソファから立ち上がり、外へ向かった
「まぁ、良かったんじゃないの?」
そう笑顔で言い残し、万事屋を出ていった
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