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□もう一度…
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……あぁ、もう死ぬのか…
銀時は薄く笑う
五年前の自分に貫かれた
それは自らが願ったこと
だが、もう一度だけみんなの笑顔を見たかった……
「……酷ェ有り様だな」
「こんな有り様にしてくれたのはアンタでしょ?」
「……そうだったな…」
向こうから誰かが近づいて来る
それは、幼馴染みの土方三四
三四の左手は使い物にならなくなっていた
そして右目には痛々しい傷がある
彼女がこうなったのは、銀時が刀を向けたから
いや、銀時の中に眠る蠱毒と言うべきか
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