夢色

□バレンタイン2
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「ん……」


朝、目が覚めた銀時

普段はまだ睡眠時間だ

しかし、今日は目が覚めてしまった


「………」


なんだか、体が重い

ふと、隣に目を向けると


「………」

「すー…すー……」


ストーカーである、美月真夜が寝ていた

しかも、抱き締められていた


「………テメー!!!なに、人の布団で寝てんだよ!!!」


ベシッ

銀時は思いっきり真夜を叩いた


「ったぁ!!!!?」

「オイ!!!離れろ!!!」

「あ、おはよう銀」

「おはよう、じゃねぇよ!!!」


真夜は目を擦りながら起き上がる


「ふぁ〜……よく寝た…」

「何で、ここにいんだよ」

「ん?銀を食べに来t「死ね」」


銀時は真夜に冷たい目線を送る


「冗談だって。これ、渡しにきたんだ」


そして取り出したのはチョコレート


「バレンタインチョコ」

「………」

「あれ?いらねぇの?」

「いや……欲しいけどさ……」

「?」

「変なクスリとか盛ってないだろうな……」

「なに?銀はそういうプレイが好きなの?」

「はぁ!?んな訳ねぇだろ!!!」

「とにかく、チョコ渡しに来ただけだから」


真夜はチョコを銀時の手に握らせた


「今日は真選組と会議があるから、またな」


チュッ


「なっ!?」


真夜は銀時の頬にキスをし、万事屋を後にした


「………」


銀時はチョコを見つめる


「……バレンタインは二日前だし…」


そう呟いて、また布団に潜った



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