夢色

□指輪
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銀時は重い足取りで仕事場へ向かった


今日の仕事は、かまっ娘倶楽部での接客


「……はぁ…」

銀時は大きく溜め息をついた


「銀時ぃ!!」

と、そこに三四が走ってきた

で、いつものように銀時へ抱き付く


「あ"〜……三四は元気そうだなぁ…」

「ありゃ?銀時は元気なさそうだね?」

「ったり前だろ!!これから、あの地獄に行くんだぞ!?」

「それは都合がいい」

「は?」


三四は懐から小さな箱を取り出した

「はい、銀時にプレゼント」

「……何で男が女に指輪プレゼントされなきゃいけねーんだよ…」

箱の中には指輪が入っていた

「そんなこと言わないで」


三四は銀時の左手の小指に指輪をはめた

「これね、ピンキーリングって言って、恋愛運が上がるんだよ」

「あー…それいいかも」

「また男子にモテちゃうね」

「いや、意味わかんねぇよ」

「まぁ、とにかく頑張ってねぇ」


三四は笑顔で手を振る

「あ…。そう言えば、今日は真夜も仕事しに行くってさ」

「はぁ!?なんでアイツが来んだよ!?」

「し〜らないっ」

そして、三四は逃げるように去っていった


「……はぁ…」

銀時は大きく溜め息をつき、かまっ娘倶楽部へ向かった



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