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どんな女性も大胆に、美しく
変身させてくれる
写真スタジオ「プルミエール」

夫の浮気が元で離婚し、
気分が沈んでいる彩夏。

アルツハイマーの祖母を励ましたい
女優の卵・玲。

容姿に自信がなく、地味な
英語教師・友佳里。

勇気を出して「変身した」彼女たちは、
写真の中だけでなく、
人生も少し変わったことに気付くのだった。


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店頭に並んでいて、ぱっと目に入る
不思議なイラスト。

黒髪の女の人がラフな格好で
鏡の前で立つ。
しかし鏡の中にいるのは
自分とは全くの別人。


写真スタジオ「プルミエール」は
そのイラストの通り
全くの別人に変えてしまう。


連作長編小説なので、１つ１つの物語が
どこかでつながっている。
そういう楽しみもひとつある。



この小説は　写真スタジオに関わる
人たちの人間模様を描いたものだ。

主人公になるのは、
お店を利用したお客様。


そのお客様がどういった理由で
この写真スタジオを知ったのか。
あるいはなぜ利用することにしたのか。

さまざまな心理状況の中、
見た目だけでなく
お客の心をつかみ
気分そして日常生活にも
変化をもたらしてくれる写真スタジオ。


主人公一人一人のなりたい自分。

それに一歩でも近づきたい。


そういう気持ちがいっぱい詰まった作品。


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主人公に感情移入して読むのも
また面白いかもしれない。

自分はこの人みたいなタイプだとか
こういう考え方もできるとか。

繋がりがみえてくると
やっぱり面白いです