□虹色の彼方 Y
1ページ/3ページ
合宿2日目にして、今日は雨の為コートは使えず…。
仕方がないので、皆で夏休みの宿題をやる事とあいなり申した!
「あーつまんねぇえええええ!!!!クソクソ何で雨なんだよ〜!しかも何で宿題やんなきゃなんねーんだよ!」
「本当だC〜こういう日は、寝ていたいC〜」
「ジロー。お前は、いつでも寝てんだろうが…アーン?」
「お前らうっさいわ;少しは、静かにできんのかいな!」
「そういう忍足さんもうるさいですね…俺、席変えるかな」
「ひ…日吉、よしなよ;皆さん真剣にやりましょう!!!」
「あーぁ…どいつもこいつも激ダサ」
「ふふっやるねー…でも、少し静かにしてくれないかな」
氷帝軍………宿題そっちのけで騒いでおられます…樺地のみが頑張ってやっておりました。その頃比嘉中はといいますと?
「永四郎?ここわからないんだけど教えるさー」
「平古場くん。何で少し命令形なんです?教える気にならないでしょう。」
「あーもー!2人ともやめるさー!」
こちらも、やってると見せかけて、騒いでおります。そんなことはそっちのけで、黙々と宿題をしていらっしゃるのが、知念と田仁志でございます。一方、瑠々はと言いますと。皆を見て和んでおられます。(瑠々の宿題?それはもうとっくに終わらせてあります。)
「あーなんて賑やかなんだ!騒がしいというか、ほのぼのと言うか♪あっそーだ!皆頑張れー!カキ氷作るから、頑張った人だけに、あげるねぇー♪」
『頑張った人だけに、瑠々を!!!!』
「いやいや;どーなったらそーなったの?;かきごおr『やっるぞーーーーー!!!!!』
「聞いちゃいないよこの人ら!もぅいいや…カキ氷作りいこ…それにしても、暑いなぁ…めまいする…水飲んどこうかな…汗もすご;あ…………れ?…………」
その時、瑠々は床に倒れこんだ!ガタガタン!と音をたて。その音に皆が気づき、音のした方へと走った
『瑠々!!!!!!』
「ぅ……ん…あつ…い…」
「熱がある!結構暑いな…跡部どうする!?」
「樺地!瑠々を部屋へ運ぶ!!水とタオルを用意しろ!」
「ウッス」
跡部の命令に水とタオルの用意に樺地が走った。
「瑠々〜大丈夫か?跡部!苦しそうだぞ!どーすりゃいいんだ!?」
「落ち着き岳人!ただの熱や!ジローも何気に抱きつくな!ったく。なんてやっちゃ」
「瑠々〜大丈夫さー?しっかり」
「甲斐くん。気持ちはわかりますが、あまり騒がない事です。大丈夫ですよ」
「そうさ裕次郎!ナンクルナイサー…。きっと、平気さー」
「用意……できました」
「よし。宍戸、そのままゆっくり瑠々を部屋へ運べ」
「あぁ」
瑠々を抱えて、部屋へと運び、ベットに寝かせた。濡れたタオルを乗せ、暖かいように布団をかけた
「あまり、沢山ここにいるのは、迷惑じゃないのか?」
「あぁ…とりあえず、30分交代で、看病だな」
「おい跡部、じゃー始めは誰がやるんばー?」
『………』
皆が黙って顔を見合わせた。