□虹色の彼方 U
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コンコン
「瑠々お嬢様、お客様でございます。」
「お客?誰?」
「お友達と言っておられますが、いかがなさいますか?」
「ん〜とりあえず行く…」
友達皆がこっち来るわけないし…着てるならうざいくらいにLINEが飛んでくるはず…
どう思いながら玄関へ進む、玄関をガチャっと開けると
「よぉ、瑠々俺様が来てやったぜ?」
「遊びにきたで?姫さん♪」
「よっ!跡部から全部聞いたぜ!面白そうだから、来てみた!」
「ごめんね急に;皆さんが行くという事で、ついてきちゃった」
「長太郎が謝る事じゃねぇだろう。」
「わぁー瑠々の家でっかくてワクワクするC〜!!」
「でも、大勢の方が瑠々もうれしいだろ?」
くくっと日吉が笑った。
…………………………ええええええええええええ!!!!!!!
「いやいやいやいやいや!なんできた!つーかどうやって家を調べた!!」
「アーン?俺様にかかれば簡単な事だ」
「あっ明日学校でしょ!?だから、はい!制服!先生に頼んで、俺らで持ってきたC〜」
「え?ありがとう?何でわざわざ持ってきたの?今日、宅配でつくはずだったのに?」
「ごめん瑠々。俺達、瑠々の家が見てみたくて…迷惑だったかな?」
しゅんっとした顔をした長太郎にもうすきゅーーーーーんですわ!
「いいえ…心から感謝します/////だからそのしゅんっていう顔やめて////心臓に悪い」
「クソクソ鳳!!!ずりーぞ!!瑠々〜俺にはずきゅんしないのか?」
「はうわっ!!がっくん!!!問題ない!そのままですっきょんばっきゅんだよぉおおおおお」
「そっそっか////////」
にっこり笑い、少し頬を染めながら岳人に抱きつくその姿に、なぜかみんな頬を染める。
だが、瑠々はふっと我に返る
「はっ!!じゃないじゃない!!!!!遊びに来たのはいいんだけど…なんにもないよ?」
「ケーキを持ってきてやったぞ。NIN○KINEのケーキだ。急遽取り寄せたんだぞ?」
「こっちにもあるの!?NI○IKIME!!!私好きなんだぁわー!!色々あるぅ〜たくさーーん♪どれでもいいの?」
「あぁ」
わーいわーいと言って大好きなチョコレートケーキに手を伸ばすと、梅を呼びカットしてもらう。
「チョコレートケーキ好きなのか?」
「あー若〜♪うん大好き若は抹茶だぁ♪」
「やる」
「えっ!?いいの?もらっちゃって」
「一口くらいなんてことないだろ。ほら、口開けろ」
「あ〜んもぐもぐ…おいしぃー♪しかも幸せあ〜んしてもらっちゃったよおおおおおおおおおおおお」
「フッそうか」
「おいおい日吉!!!!なにイチャついてんふぁよ!!離れろくそくそ!!!」
2人が楽しそうに射ちゃついてるのを見た岳人が2人の間に割り込んできた
「なに?岳人は、モンブラン?おいしい?」
「おう!瑠々はチョコレートか!うまそう♪」
「一口食べる?」
『食べる!!!!!!!』
「なに?そんなにチョコ好き?クスクスッまだ残ってるけど…足りないねふふっ」
くすくす笑いながら、言う。それに対し皆は鼻血ものである。
こうして、どたばたな日曜日は終わった。
ついに 月曜日
転入するクラスでは色々な声が上がっていた
「おい、今日転校生が来るってよ!」
「マジ!?男?女?」
「私も聞いた!一昨日、テニスコートに私服で来て、跡部様達に話しかけられてた!」
「え?あの子なの?顔見えなかったなぁ…」
「つぅーかさ・・・生意気よね…転入してくるからって、跡部様達に話かけられるなんて…」
「あっ何か、テニマネをやるって話よ?」
「マジかよ!!」
「おいおい…マネージャーとらなかったのに…どんな子だろうな」
「跡部の認めた子だぞ?かわいいに決まってるだろ!」
「「「…………気に食わない」」」
クラスがざわざわしていると、ガラッと前のドアが開き、先生が入ってくる。
「コラァー席につけー!今日は、転入生を紹介するぞー!!百千ー入っていいぞ〜」
先生の指示で私は、教室へと入る。
ってか、視線痛い!!!みんなどんだけええええええええええええ!!
「百千 瑠々です。よろしくお願いします」
ザワザワ
「おい・・・あれが転校生?」
「ありえねー・・・」
「ぷっなにあの眼鏡本当にあるの?(笑)」
「だっさ…クスクス」
なんでみんなが笑っているのかというと、私は変装の名人なのさ!!!!なにせ