□虹色の彼方  T
1ページ/2ページ





皆様ハロー!私の名前は


   百千 瑠々

強調しちゃった☆テヘペロッ☆



主人公ながらわたくし…初っ端から死んでしまいました…。

   なーんて言うのはうそで!まだ意識あります☆なんか周りが騒がしいけれど、聞こえにくい…せめて死ぬ前にテニプリのドリーム連載を最後まで読みたかった…

主人公と跡部様の行方は…裏も読んでない!R指定なんて知らんがね!若……あぁ私の愛しのダーリン…皆私の愛しのダーリンだけど…君達にまた会えるかな…

あぁ……どうしよう………意識が………遠くな…




《もし?瑠々?私の声が聞こえますか?》



誰?



《目を…目を開けるのです》



ダメ…−−−開けられないよ…瞼が重い…



《大丈夫。あなたなら大丈夫。いつも…私達にお祈りをしてくれた…皆がいないと言っても、馬鹿にしてきても、毎晩天に向かって話しかけてくれましたね》



ーーー…神……様?



《ふふっ。毎晩あなたの祈りは届いていました。あなたの願い、叶えましょう。テニスの王子様という世界にあなたをお連れいたします。》



本当!?でも…こんなの現実にあるわけないよね…夢で神様に出会えるなんて嬉しいけど…でも、もしこれが現実だと言うのならば

私はテニプリの世界に行って、皆に会いたい…会いたいです!



《ゆっくり目を開けて?そこは、あなたの知っている世界であってあなたの知らない世界。行きなさい!あなたの望む世界へ!》


































「ーーー様!瑠々お嬢様!いつまで寝ておられるのですか!!土曜日とて、寝坊は許ししませんぞ!!!」


「ん…う…め?梅!」


「何をなさっておられるのじゃ!さっさと着替えてくだされ!」


「え?私の家じゃない;なんか私の家より少し広い気が」


「何をおっしゃっておるのじゃ!さぁさぁ!!いい天気なんじゃから、外に行って遊んできては?引っ越したばっかりじゃから荷物の整理もしたいのですじゃ!」












そう言うと、梅は部屋を出て行った











「引越し?……まさかね…だって、梅もいるし!梅は、事故のときお母様と一緒だったもの!あれは、夢だよねブツブツ










ブツブツ言いながら服を着替え外に出る










「わぁーーーいい天気!あれが夢じゃなかったら…えっと……地図地図…あっあった!

  …………本当にあるよ氷帝学園…行ってみよう!」










町の地図看板を見て、氷帝へ向かった。歩く事20分










「氷帝学園……あるよ;本当にあったよ;えー中に入ってみよう!若に会えるかも♪きゃっ










るんるんでテニスコートへと足を進める。もう、学園の中はテリトリーだ。なんせ大好きなのだから…テニプリが…



スコーン  スパーン











「これはボールを打つ音だ!みーつっけた!わぁすg『きゃああああ跡部様ああああん素敵ーー!!!』わぁーおこっちも本当にすご;」











跡部ファンに押されつつ、目的の者を探す










「つーか、泣き黒子なんてあとあと!私は若が見たいのよ!生若が!」


「自分、跡部に興味ないんか?珍しいなぁ。その上日吉とは…これはまた珍しさ2倍やな」










後ろから急に話しかけられ、ビクッとして振り返る










「!!!!(出た伊達眼鏡!!ぷーっ本物だよ!やばいやばい!あっ平常心…)何か悪いかな?人それぞれでしょう?」











フイッとコートに目を戻す










「(なんやこの子…めっさ可愛いやん!!!俺にも見向きせぇへん子初めてやん)あんな?準レギュはこっちのコートちゃうねん。連れてったるから、着いてきぃ


「いや!私は長太郎も見たいの!!!邪魔しないで伊達眼鏡!!!」


「なっ!なんでしっとるんや!!しっかし、怒った顔もかわええな


「変態だ…いや…でも(いいなこういうの/////憧れてたよ♪)」


「どないしたん?かわええからええけどなあれ?聞いとる?キスしたろかな…」


「ハッ!?キャアアアアアアアアア!!!!!!!!!!変態!!!!!!!!!」










ボーっとしているところに忍足の顔が近づいてきた。

次の瞬間バチンッと言う大きな音と叫びがコートまで響き渡った










「忍足おめぇ部活サボってなに女に…っ!!」


「うぅー;;変態が襲ってきたよぉー」











うるうるした目で、コートから走ってきた跡部たちをしゃがみこみながら、上目遣いで見ていった












 
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ