□虹色の彼方 T
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皆様ハロー!私の名前は
百千 瑠々
強調しちゃった☆テヘペロッ☆
主人公ながらわたくし…初っ端から死んでしまいました…。
なーんて言うのはうそで!まだ意識あります☆なんか周りが騒がしいけれど、聞こえにくい…せめて死ぬ前にテニプリのドリーム連載を最後まで読みたかった…
主人公と跡部様の行方は…裏も読んでない!R指定なんて知らんがね!若……あぁ私の愛しのダーリン…皆私の愛しのダーリンだけど…君達にまた会えるかな…
あぁ……どうしよう………意識が………遠くな…
《もし?瑠々?私の声が聞こえますか?》
誰?
《目を…目を開けるのです》
ダメ…−−−開けられないよ…瞼が重い…
《大丈夫。あなたなら大丈夫。いつも…私達にお祈りをしてくれた…皆がいないと言っても、馬鹿にしてきても、毎晩天に向かって話しかけてくれましたね》
ーーー…神……様?
《ふふっ。毎晩あなたの祈りは届いていました。あなたの願い、叶えましょう。テニスの王子様という世界にあなたをお連れいたします。》
本当!?でも…こんなの現実にあるわけないよね…夢で神様に出会えるなんて嬉しいけど…でも、もしこれが現実だと言うのならば
私はテニプリの世界に行って、皆に会いたい…会いたいです!
《ゆっくり目を開けて?そこは、あなたの知っている世界であってあなたの知らない世界。行きなさい!あなたの望む世界へ!》
「ーーー様!瑠々お嬢様!いつまで寝ておられるのですか!!土曜日とて、寝坊は許ししませんぞ!!!」
「ん…う…め?梅!」
「何をなさっておられるのじゃ!さっさと着替えてくだされ!」
「え?私の家じゃない;なんか私の家より少し広い気が」
「何をおっしゃっておるのじゃ!さぁさぁ!!いい天気なんじゃから、外に行って遊んできては?引っ越したばっかりじゃから荷物の整理もしたいのですじゃ!」
そう言うと、梅は部屋を出て行った
「引越し?……まさかね…だって、梅もいるし!梅は、事故のときお母様と一緒だったもの!あれは、夢だよねブツブツ」
ブツブツ言いながら服を着替え外に出る
「わぁーーーいい天気!あれが夢じゃなかったら…えっと……地図地図…あっあった!
…………本当にあるよ氷帝学園…行ってみよう!」
町の地図看板を見て、氷帝へ向かった。歩く事20分
「氷帝学園……あるよ;本当にあったよ;えー中に入ってみよう!若に会えるかも♪きゃっ」
るんるんでテニスコートへと足を進める。もう、学園の中はテリトリーだ。なんせ大好きなのだから…テニプリが…
スコーン スパーン
「これはボールを打つ音だ!みーつっけた!わぁすg『きゃああああ跡部様ああああん素敵ーー!!!』わぁーおこっちも本当にすご;」
跡部ファンに押されつつ、目的の者を探す
「つーか、泣き黒子なんてあとあと!私は若が見たいのよ!生若が!」
「自分、跡部に興味ないんか?珍しいなぁ。その上日吉とは…これはまた珍しさ2倍やな」
後ろから急に話しかけられ、ビクッとして振り返る
「!!!!(出た伊達眼鏡!!ぷーっ本物だよ!やばいやばい!あっ平常心…)何か悪いかな?人それぞれでしょう?」
フイッとコートに目を戻す
「(なんやこの子…めっさ可愛いやん!!!俺にも見向きせぇへん子初めてやん)あんな?準レギュはこっちのコートちゃうねん。連れてったるから、着いてきぃ」
「いや!私は長太郎も見たいの!!!邪魔しないで伊達眼鏡!!!」
「なっ!なんでしっとるんや!!しっかし、怒った顔もかわええな」
「変態だ…いや…でも(いいなこういうの/////憧れてたよ♪)」
「どないしたん?かわええからええけどなあれ?聞いとる?キスしたろかな…」
「ハッ!?キャアアアアアアアアア!!!!!!!!!!変態!!!!!!!!!」
ボーっとしているところに忍足の顔が近づいてきた。
次の瞬間バチンッと言う大きな音と叫びがコートまで響き渡った
「忍足おめぇ部活サボってなに女に…っ!!」
「うぅー;;変態が襲ってきたよぉー」
うるうるした目で、コートから走ってきた跡部たちをしゃがみこみながら、上目遣いで見ていった