□虹色の彼方  T
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「クソクソ忍足!!こんな可愛い子泣かせるなんて最低だぞ!!!」


「そうですよ!!最低です!ね?宍戸さん!」


「忍足お前…劇ダサ」


「何の騒ぎかと思ったら……最低ですね」


「忍足最低だC〜!」












皆からの冷たい視線と冷たい反応を浴びて、攻められまくる忍足。その横で跡部がふと気がつく












「お前、見ない顔だな…どこのどうつだ?アーン?」


「(生アーン?だ!!)私は、き…昨日…引っ越してきた、百千 瑠々!中3よろしくね!」


「そうか。学校は?どこだ」


「えーっと;【♪〜〜♪〜♪】ん?………月曜日から氷帝学園…よっろりーん…(母よ…なんていうか…うん…きもい!)」


「なんだここの転入生か。そうならそうと早く言え!そうか…ならお前テニス部のマネージャーn「は?何言ってんの?あんぽんたんなの?誰かあああああああああ!!!救急車呼んでくださあああああああああああい!!!ここに頭の逝っちゃってる人がいまああああああああああああああああす!!!!」


「おい!!!喧嘩売ってんのかお前!?誰が頭逝ってるって!!!!」










私が発した言葉に苛立った御様子の跡部様。ちょっと遊んだだけなのに…つれないお方だわ!

まぁそこもいいんだけど♪でもなぁ…入るときっといじめられるよなぁこういうのって…なんて考えていたら、鳳が話しに入ってきた。










「跡部さん!怒っちゃダメですよ!えっと…百千先輩?俺は鳳 長太郎です!2年です!よろいしくお願いします!」


「天使の微笑み///////いやん可愛い




抱きつき





「!!!///////////」


『鳳(長太郎)!!なんてうらやましー(C〜)!!!!』


「長太郎…生もやっぱりいいもぅ最高!!!あっ名前でいいよ敬語もなし!あーその顔の若もいい!!!ぎゅーってさせて!!」


「!!・・・・・・いいですよ」


すっごい嬉しい…若も名前でいいよ!瑠々って呼んで♪敬語もなしで大丈夫!」










ニッコリ笑って日吉に抱きつく。すると日吉から抱き寄せる












「いつまでやってるつもりだ日吉!さっさと練習に戻れ!!お前らもなに突っ立ってんだ!コートに早く戻れ!!!!樺地!」


「ウス…いきます」


『は…はい!!!』


「(やっぱり部長なんだな…でも)跡部…邪魔した。ぶー」


「お前…さっきから何で俺たちの名前しってんだ?」


「えー?だってファンだもん♪みーんな知ってるよ!名前、年齢、誕生日、血液型、身長……言っとくけど、ストーカーじゃないよ!」


「フンッそんなの見ればわかる。ファンねぇ・・・だから転入してきたのか?」


「バッカ!それじゃーストーカーじゃないっすか跡部様よおおおおおお!!!トリップしたの!」











トリップという言葉に、沈黙が数分続いた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・










「トリップした?なに言ってんだ?現実にあるわけねぇだよ。アーン?」


「実際にここにいるんだけど………。えーっとじゃー……あっこれは、テニス部しかしらないんだよね!夏休み前半半分は、テニス部だけの秘密の合宿をする!」


「!!!てめっどっからその情報を!!!」










ハァっと瑠々は溜息をつき、跡部をにらみながら言う











「だから!トリップしたっていってんじゃん!!!何回言わせんじゃい!!!」


「………本当は、そんな事信じられねぇが、今回だけ信じてやる。だから、テニス部のマネジャーになれ。それを知るからには、ほっとくわけにもいかねぇしな。わかったか?アーン?」


「………あーハイハイ。面倒な事が多々出てくると思うけど、わかったよ!ただし、条件がある!」


「なんだ」










ビシッと跡部に指を刺しながら瑠々は言った。











「比嘉中も呼んで!」


「は?」


「じゃなきゃマネやらない!」


「……わかった。いいだろう。」










ガッツポーズを決めながら飛び上がり、「よっし!!!!!」と一言言うと、跡部が突然瑠々の腕を掴み










「瑠々ちょっと来い」


「?なに?」










周りからジロジロコソコソされながら、部室へと連行される瑠々。

部室に入り、テーブルの上に一枚の紙を出してきた。










「お前の気が変わらないうちに、ここにサインをしろ。マネになる為の書類だ」


「月曜日でいいじゃん…クラスもわからないし…別に逃げないよ?比嘉中の人達に会えるのであれば


「(また比嘉か…くそ)ダメだ!今すぐしろ!ここで書け」


「何さ!こんの泣き黒子が!!!!!!!カッコいいからってやっていい事とそうじゃない事があるだろうがい!こんちくしょうめ!










ブツブツ言いながら、サインをする。その紙をヒョイッとその書類をもってかれた

ぽつんと残された瑠々は溜息をついた










「はぁ…なんか疲れたな…帰って梅の作ったケーキたべよ…」










私は、疲れ果てたので家に帰った。今日1日で何か色々あったような無かったような…とりあえず疲れた…。








次の日、目が覚めると9時半でした。服を着替えて、朝食を食べ部屋でのんびりと雑誌を読んでいると 

ピーンポーン  ピーンポーン











コンコン

「瑠々お嬢様、お客様でございます。」


「お客?誰?」


「お友達と言っておられますが、いかがなさいますか?」


「ん〜とりあえず行く…」











友達皆がこっち来るわけないし…着てるならうざいくらいにLINEが飛んでくるはず…


















  〜続く〜


 


虹色の彼方  U
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