09/06の日記

17:56
壁のなかみ
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私は視力がいいです
だからだ、と思ってました
ずっと

【あぁ、自分はなんだかオカシイ】

そう思える人はオカシイとは違うのです

そうかぁ、、
最初っからだから気がつかなかった……

床と壁の隙間から無数の小さい小さい虫が這い上がってくるのを
それは半分透明で時々黒い
当たり前だと思ってた

自分は目がいいからだと思ってた

今年の夏は特に凄くて溢れだしてきて
掃除機じゃ吸いきれなくて
いつもはそうやって綺麗にするのだけれど
今年の夏は押さえてもダメで
天井からも降ってくるので
どうしようどうしよう
と思ってました
ご飯の中にも落ちるのでキッチンで立ったまま食べて
それはそれは小さい虫なので気になるのは目のいい自分だけだと思ってました
壁紙を全部剥がしたら
やっと周りに、なぜだ、と問われて

そんなものがいない、ってことをこの年になって知りました


知らなかった
でも、、

あー……、なんかすごく疲れました(笑)

じゃぁ、あれかな
この窓を開けると外から煙が入ってくるのも
本当は違うのかな……
ずっとみんなもそうだと思ってたな

んー、、

ちょっと混乱してますけど生きてます
ごめんね
んー、、
この文章は現実なのかな……(笑)






僕の腕先は細長く裂けて
まるで錯乱した飴細工みたいに
ヒョンを必死に手繰り寄せる
逃げられないでしょう?
逃げたりしないでしょう?
だって僕ら最初からこうだ
きっと僕ら着地点を知ってる
だから吹かれてウッカリ
たとえば逆さまから落ちたってそれは

混ざりあって戻るだけだから

分からないんだ
なぜヒョンがそんなに心配してるのか。
なぜ爪先がこちらを向いていないのか。

大丈夫だけど
少しアタマガイタイ

だってこれが
人を好きになるってことでしょう?

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