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□※秘密(厨盗歩)
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あの出来事以来、リーダーは俺達にされるがままだった。抵抗はするものの、写真でちょっと脅せばすぐ大人しくなった。
でも、リーダーとして活動しているときは、そんなこと微塵も感じさせなかった。そんなリーダーを見ていると、とても加虐心をそそられた。

−−−−−−

「見てみてリーダー!新しいUFO手に入れたんだー。」
「へぇ、結構いいやつじゃねぇか。盗ってきたのか?」
「うん!ちょっと強かったけど僕の腕にかかれば楽勝さ!」
「ははっ、頼もしいな。」
そう言って、じゃれる盗賊の頭を撫でて、優しく笑うリーダーの姿を偶然見かけた。はたから見れば微笑ましいかも知れないが、俺は違った。いい気持ちはしなかった。もやもやとしたような不快な感覚が胸を占めた。
メチャクチャにしてやりたくなる気持ちの影響で、体が高ぶり始める。

「リーダーぁ、ちょっと用事あるから一緒に来てくんない?」
たまらなくなって声をかけた。その瞬間、リーダーの顔が一瞬にして凍り付いた。
「!!・・わかった。じゃあまた後でな。」
「うん、またね!」
にこやかに別れを告げる二人。

盗賊を見送ったあと、
「で、用事はなんだ?」
「は?決まってるでしょ。わかってるくせに。」
冷めた顔で言う相手にすばやくそう言い返し、笑ってやる。黙りこんだリーダーを連れて、近くの工場の裏に来た。少し草が生えた地面に、リーダーを乱暴に押し倒した。
「いっ・・つっ」
うめくリーダーをよそに衣服を剥ぎ取る。
「っ、こんなとこでするのはっ、嫌だっ!誰かに見られたら」
「そんなの知らねぇよ。性欲処理のくせに、場所選べると思ってんの?」
「っ・・」
さっとリーダーの表情が恐怖に変わる。この顔が堪らない、ぞくぞくと背中が波打つ。
足を抱えあげ、自分のモノを秘部にあてがう。
「っ!?待っ・・あ"ああぁっ!」
制止の言葉を無視し、濡れてもいない秘部に無理やりねじ込む。ミシミシと肉が悲鳴をあげる。
「はっ・・きつっ」
「ぃ"っ・・あぁっ・・痛っ」
歯をくいしばって耐える姿が俺を興奮させた。この表情は自分だけのもの、俺が苦痛を与えているという事実に昂りが抑えられなくなりそうだった。
「・・はっ、気持ちい・・」
たまらなくなり激しく律動を開始する。すると、すぐ卑猥な水音と喘ぎ声が聞こえ始める。
「ひぅっ、くっ、あぁっ!!」
「本当リーダーって快感に弱いよねぇ、すぐそんなやらしい声で鳴いて。」
「っ、ぅうっ、っ・・」
顔を真っ赤にして睨み付けてくるも、いつもの気迫は全くない。加えて自分の手で口をおさえ、声が漏れないようにしたため、それを引き剥がし、両手首を片手で押さえつけてやった。
「っ、いやだっ、離・・せっ!」
「嫌なら喘がなきゃいいだけじゃん、それとも、我慢出来ないくらい気持ちいいわけ?」
「っ・・くぅっ、はっ・・」
意地悪くそう言ってやると、必死に声を抑えようと、唇を噛んでそっぽを向
いた。
このままでは面白くないので、ゆっくり内壁を擦り、反応を見ながらある一点を強く抉るように貫いてやる。
「ひっあああぁっ!!」
身体はびくりと跳ね、リーダーは悲鳴に近い声をあげた。執拗にそこを攻め続けてやる。
「いやっ、ぁっ、壊れっ・・るっ・・ふあぁっ!!」
「っはっ、壊れちまえよ、この淫乱っ。」
お互い絶頂が近いのを悟り、律動をさらに激しくする。
あともう少し、という時だった。
ふと、視界の端を何かが掠めていったのが見えた。それは、近くの茂みに入り込んだようだった。動きを止め、
「誰だ?」
と一言。殺気を含めて言う。ガサガサっと茂みが揺れた後、そこからあらわれたのは、
さっきの盗賊だった。顔を赤くして、何やらモジモジと落ち着きがない。見られたことは間違いないようだ。
「ぁっ・・ぅっ・・えっと・・」
「お前も混ざるか?」
「えっ?!」
見られた以上仕方ない、いやむしろ好都合だと思い、とっさにそう言った。怒られるとでも思っていたのだろうか、心底意外だという顔をしている。
「なっ・・に言ってんだ!!盗賊を巻き込むな!」
俺の下でリーダーが必死に怒鳴っている。そんなに大切なのか、とふと思った。そう考えるとふつふつと、苛立ちが込み上げてきた。
「見られたんだから仕方ないだろ、だいたい、リーダーが大きい声で喘ぐから悪いんじゃん?」
「っだからといって、盗賊はまだ子供だぞっ!こんなことっ・・」
「悪魔に子供も大人も関係ないだろー。盗賊だってヤりたいよなぁ?」
張り付いた笑顔で盗賊に話をふる。びくりと反応し、ゆっくり頷いた。
俺は自分のモノを引き抜き、リーダーを後ろから抱え、リーダーのひくつく秘部が見えるように足を後ろから開かせた。
「ほら、近くで見てみろよ。」
ごくっと唾液を飲み込む音が聞こえる。かなり緊張しているようだ。初めてだな、と確信した。
「ひっ、ぃ・・やだっっ!見るなっ!!」
リーダーは身を捩り、必死にそう言った。だが俺は足を抱えた手の力を緩めることはしない。
「す、すごいひくひくしてる・・やらしい・・」
興味津々に見ている盗賊のモノは、すでにズボンを押し上げ、勃起しているのが目に見えてわかった。
「物欲しそうだろ?挿れてやれよ、盗賊。」
「う、うんっ!」
いそいそとズボンと下着を下ろし、下半身を晒す。限界まで勃起しているそれは未熟ながら、そこそこ大きい。
「リーダー、挿れていいっ?」
「ひっ・・嫌だっ!!やめろっ!なんでこんなことっ・・」
ボロボロと涙を流しながら頭を振り、拒否の言葉をはきつづけるリーダー。
「だって、いやらしくて我慢出来ないんだもん・・ずっとずっと憧れてたのに、男の人とこんなことしてたなんて・・」
「っ・・っそれはっ・・」
「もういいよ、そのかわりこれからは僕の言うことなんでも聞いてね!」
ニコッと屈託のない笑顔を見せる盗賊。そしてずっと狙いを定めていた部分に腰を押し進める。
「はっ・・ああぁっ!!」
先ほどイけなかった快感がよみがえったのだろうか、リーダーは、盗賊のモノが深く入るほど身を震わせ悦の混じった声をあげている。
「ふぁっ・・熱くて柔らかくてっ・・絡み付いてくるっ・・」
恍惚の表情を浮かべた盗賊が感想を述べている。やがて快感に浸ったのち、律動を開始した。
「あぁっ!ひいぁっ・・ぃやだぁっ!!いやあっ!!」
「さっきまで仲良く話してた盗賊にいれられて感じてんだ?この変態が。」
「あっ、ぅあっ・・違ぁっ、やああっ!!」
嘲笑うように言ってやると、涙を流しながら否定するリーダー。もうプライドなんてズタズタだろう。

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