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□※敗北(侍ガン)
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「無様だな。」
そう表情を変えずに言う侍。膝をついたまま荒く息を繰り返し、俺は奴を睨み付ける。
俺たちは顔見知り程度の魔王同士なのだ。なんとなく立ち寄ったエリアで、待ち伏せたように現れた侍に戦いを挑まれた。レベル的には変わらないのだろうが、相手が侍ということもあり、やはり接近戦になると俺は不利だった。
「っ・・」
剣先を喉元に突き付けられる。侍の鋭い瞳と目が合う。銃は手の届かないところにあり、状況から見てとても俺に勝ち目は無かった。
「魔王と言ってもこの程度・・そのような細腕ではとても敵うまい。」
「・・っ俺の・・負けだ。」
侍は薄く笑みを浮かべる。そして刀をしまったかと思うと片手で両腕を拘束され、押し倒される。
「ぐっ、何しやがるっ!!」
「何とは、わからないのか。まるで生娘だな。」
そう楽しそうに笑っている。言っている意味がわからなかったが、あまり良くないことだということはわかった。拘束を解こうと暴れてみるが、奴の手はびくともしない。
「離せっ!!勝敗はついたんだ!もう満足だろっっ!」
「ははっ、君は何もわかっていないな。勝敗はわかりきっていた、その先が私の目的だ。」
この先、何をするつもりか見当がつかない。ただ奴をにらみ続けるだけしかできなかった。
「抵抗したければすればいい、逃げられはしないがな。」
そう不気味に笑い、俺のマントとベストをはだけさせる。そして、顔を埋め、舌を這わせる。
「っ!?」
くすぐったい感覚に声が漏れそうになる。
そのままズボンに手をかけ、脱がそうとしているのがわかり、自由な足で精一杯暴れてやった。だが、
「ふあぁっ!?」
いきなりぞわりと身体が反応し、声が出てしまう。胸の突起を舐めているようだ。身体はピクピクと反応してしまう。その隙に下は脱がされ、下半身が露にされてしまった。
「君のモノは反応しているな。これから犯されるということに興奮しているのか?ずいぶんな淫乱だな。」
犯されるという言葉に今になって衝撃を受けた。まさか男に犯されるなんて、と。侍がそんなことをしようとしているなんて、とも思った。力で今勝てない以上、このまま侍に犯されてしまうことになるのだ。恐怖を覚えた。
「い、嫌だ!やめろ離せっっ!!」
「今頃気付いたのか・・今さらやめる気は無いがな。」
そう言って下半身に手をやる侍。俺のものに触れ、ゆるやかに撫でる。
「ぁっ・・はぁっ!」
まどろっこしい刺激に、腰がゆれてしまう。
「なんだ、誘ってるのか?」
恥ずかしさに思い切り奴を睨み付けてやる。しかし侍は不敵な笑みを浮かべるだけだった。
するといきなり俺のものをかなり強く掴んだ。
「ひぐぁっ!!」
「こんなに反応させて・・随分とはしたないものだな。」
「っ黙・・れっ・・いあっ!?」
精一杯言葉を紡いだが、激しくしごかれたため、かきけされてしまった。ぐちぐちと卑猥な水音が耳に入る。
「ゃっ、ひっ・・やめっろぉっ!!」
「なんだ?イくのか?」
そう意地の悪い笑みを浮かべ、先端を擦りながら激しくしごいている。なんとも言えない激しい刺激に、すぐイってしまいそうだった。
「」

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