book.

□※服従(戦厨メカ歩)
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戦車の匂いが好きだ。唯一自分が落ち着ける場所。
ここのリーダーとして活動するなか、厳しい戦いを続け、体はくたくただった。疲れきった体を休めるため選んだのは愛用の戦車の中。俺は戦車が好きだ、昔から。この匂いと、金属の冷たさ、複雑な機器・・とても落ち着いた。
そんな戦車の中の操縦席に、俺はいる。少し固めの革製の座席は冷たく、戦いで火照った体を静める。背もたれも調節出来るし、快適だ。
目を閉じる。身体全体が重くなっていくのを感じながら、深い眠気に身を委ねる。

ーー・・・

何か、声が聞こえる。ゆっくり浮上する意識。重いまぶたを開いていく。

ギシッ

「っ!?」驚愕した。なぜなら両手が縄で縛られていたのだ。よほど深い眠りについていたらしい。
この状態を作ったであろう、呑気に話をしている奴等に目をやる。
「あ、起きたみたいだぞ。」
煙草をふかしながらメカニックがこちらを振り替える。それに反応し、残りの二人、戦士と厨師がこちらを見る。
「おはよーリーダー、良く眠ってたねぇ、結構待ったよ。」
と、厨師が張り付いたような笑顔で言う。当たり前のことだが、奴等は仲間だ。それなのになぜこんな目にあわされるのか、さっぱりわからなかった。
「お前ら・・何のつもりだ?この縄を外せ!」
そう言うと、戦士が俺の側に寄り、俺の頬に手を当てる。いつも見せる好戦的な表情とはうってかわり、うっとりした表情を浮かべ、
「俺、さ・・ずっとリーダーのこと、好きだったんだよ。」
「はぁっ?」
思わず声が裏返ってしまう。何を言い出すかと思えば、同性の俺に対して好きだと・・?
「ふざけてんじゃっ・・っ!?」
反論しようとすると、いきなり顎を掴まれ、口を口で、塞がれた。何が起きたかわからず混乱している間に、舌が口内に侵入する。
「んっ・・ぅっ・・」
呼吸が苦しくなり、頭がぼーっとする。意識が遠退き始めた時、口を離された。
「っ・・げほっ・・はぁっ、はぁっ」
いきなりの酸素の量にむせかえってしまう。そうしている間に戦士は、俺のベストをはだけさせ、胸をさわり始めた。そこで初めて、奴の意図がわかった。
「やっとわかった?ずっとリーダーを自分のものに・・って思ってたんだよ。でもリーダーを拘束してる時に厨師とメカニックが来ちゃったんだ。だから仕方ないけど相手してやってよ。」
「ふざけんな、気持ち悪ぃこと言ってんじゃねぇ!離せっ!」
「大丈夫だよ、すぐ気持ち良くなるからさぁ。」
それを合図に、三人が襲いかかってくる。

ーーー

「ひっ・・くっ!」
同時に様々な部分を触られ、弄られ、声を抑えるのが精一杯になっていた。なんとか逃れようと抵抗を試みるが、腕を拘束する縄がギシギシと音をたてるだけだった。それに自分に近い強さを持つ奴が三人もいては、逃れる術は無いに等しい。
「っひあ!?」
「お?リーダーぁ、乳首気持ちーの?」
俺のそれを弄りながら面白そうに尋ねる厨師。そして顔を下ろし、今度はなめ始めた。
「ぅっ・・はっ・・」
なんだかむず痒いような感覚に声が漏れる。
ガリッ
「いっ!?」
いきなりの痛みに悲鳴を上げる。血が出ているようだ、厨師がそこを丹念に舐めている。すると戦士が、
「・・あんまり、酷いことするなよ。」
そう背筋が凍り付く様な顔で言う。しかしそれをものともしないように厨師が言う。
「でもリーダーそーゆーの好きなんじゃねーの?反応してるし。」
急に自分に話をふられ、驚いた。下を見ると、自分のものは確かに反応を示していた。気持ち悪いと思っていたはずなのに、なぜ反応しているのか、ショックだった。
「なあ、そろそろ本番やろうぜ?俺限界なんだけど。」
そうメカニックが言う。そして俺のズボンのベルトに手をかける。カチャカチャと金属音が鳴り響く、そこで俺はようやく抵抗を始めた。思考がさっきのことでいっぱいで反応が遅れてしまったのだ。しかし手遅れだった、勢いよく下着ごと下ろされる。
「っっ!?」
「うわー、白いねー。」
「細ぇし、よくこんなんで銃器扱えんな。」
そう言いながら太ももやら尻やらをなで回され、背筋がぞわぞわする。

「んで、最初は誰がやんの?」
「俺がやりはじめたことなんだから、俺に決まってんだろ。」
「あー、それでいいぜ。さっさと済ませよ。」

そんなやりとりをし、戦士がポケットから何か容器を出し、俺の足を掴む。
「じっとしてね、リーダー。」
口で容器のキャップを取り、容器の中の液体を俺の下半身に垂らす。
「ひっ!」
トロリとしていて、冷たい。それは重力に従い、俺が座らされている操縦席に垂れていく。
それを戦士が手のひらですくい、俺の反応を示しているそれに触れる。先端を指でこすったり、握って上下にしごいたり・・厭らしい音と、ぬるぬるした感触が、俺を追い詰めた。
「ぅあぁっ、やめっ・・ろっ」
「リーダー、自分でしてないの?溜まってたんだね。まあ戦い続きだから無理ないか・・。じゃあ、一回イきなよ。」
そう言うと、手の動きが早くなり、なすすべのない俺はただビクビク身体を震わせ、喘ぐしか出来ない。
「やっ、嫌だっ・・ひぅっ!」
どんどん加速する奴の手。そしてぞくぞくとする感覚のすぐあと、貫かれるような凄まじい快感に襲われる。
「ひっぃあああぁぁっ!!」
そして俺のモノから白濁の液体が勢い良く俺の顔と胸元、腹を汚す。やがて波は収まり、ぐったりと操縦席に項垂れる。
「自分で顔射なんて、厭らしいなぁ。」
「溜まってたんだねぇーリーダーぁ。」
「・・っ!」
嘲笑するように言われ、悔しさで涙が次から次へと流れる。耐えようと唇が白くなるほど噛んでも、ポロポロと落ちていった。
「そんな顔されたら、俺優しく出来ないよ・・」
そう戦士が言い、俺の両足を抱え上げ、指に俺の出したものを付け始める。そして、
「ぁぐぅっっ!?」
無理矢理指を突き立てられる。中で指が動いてるのが鮮明に伝わってきた。感じたことの無い異物感がとても不快だった。
「良かった、初めてなんだね、リーダー。」
そう嬉しそうに言う戦士。何故か恥ずかしくなってしまった。
そのあと、指を二本、三本と増やされ、すっかりそれに慣れてしまったようだ。
「そろそろいいかな。」
そう言い戦士が自分のベルトを外し始め、奴のモノが露になる。
思わず息を飲んだ。限界まで勃起したそれは、俺のものより遥かに大きい。
戦士はそれを俺のひくつく蕾に当てる。俺は最後の抵抗とばかりに、暴れるが、腰を掴まれ引き寄せられる。
ズグッブツッ
「っいあああぁっ、ぐぅっ、かはっ!」
巨大なモノが俺の中に無理矢理侵入する。あまりの激痛に上半身はのけ反り目を見開く。
「リーダーっ、力抜いて・・辛いでしょっ?」
荒く息をしながらそう言う戦士。だが、身体が強張り、とてもそんな余裕はない。
「ぃった・・ぁあっ!」
圧迫感に呼吸が浅くなり、苦しさに涙が流れる。
「っは・・なんとか入ったよ・・」
そう言って、ゆっくりと動き始める。
「いっ、やあぁっ、動・・くなぁっ!いたいぃ・・っ!」
「大丈夫っ・・最初は痛いけど、すぐ良くなるよ・・」
言いながら頬を撫でる。
少したつと、グチュグチュと水音が聞こえ始めた。動きがスムーズになり、何か身体が熱くなり、変な感じがした。
「ひっ、く・・抜けっ・・よぉ!うぐっ、ぅぅっ・・」
男に犯されるなんて、最大の屈辱だ。悔しくて涙がまた溢れる。
「リーダーん中、熱くてきつくてトロトロで、気持ち良いよ・・これでリーダーは俺のモノだね・・」
「ぁっ、ふああっ!?」
いきなり動きが早くなり中が熱くなり、身体が更に熱を帯びる。
「っく、ここ、気持ち良いみたいだね・・?」
快感で目の前が眩む。ゴツゴツと攻め立てられる度に甘い声が漏れる。
「ぅあっ、ひっ・・そこっ、いやっあぁ!」
「良いの間違いでしょ?っ・・俺、そろそろイくよ・・いっぱい出してあげるからっ」
「やっ、やめっ・・!中にはっ・・出すなっ、ひあっ!」
そんな願いを奴は全く聞いていないようだ。目の前の絶頂しか目に入っていないように、激しい動きになっていく。
「リーダーもイくの?じゃあ一緒にイこ・・」
そう言って俺のモノを掴み乱暴にしごかれ、良いところを一際強く突かれる。
「ゃっ、ひあああぁぁっ!!」
「・・っ」
長く強烈な快感と同時に、やつのものが脈打ち、熱いものが俺の中にそそがれ続ける。その熱と快感で、俺は意識を失った。



−end−


後書き
ぐだぐだて申し訳ないです。このあと続きます。

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