BASARA小説

□狸寝入り
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奥州は絶好の晴れ日和。ちょうど戦もなく、何の用事もない。
まさに農作業にうってつけってやつだ。

「ふぅ…」

朝から動き通しで足やら腕が痛い。
最近は執務ばっかりで(主に政宗様がほったらかした分だが・・・)ろくに野菜の面倒も見れなかった。そのせいか痛んでいる物が結構あった。

今日は政宗様がどこかに出掛けてしまったからこうして久々に農作業ができたから有難い・・・

と、思えたらどんなにいいか・・・。

政宗様が居なくなったせいで仕事が大量に溜まっている。それがまた自分に回ってくると思うとなんともやりきれない気分だ。
昨日の夜に徹夜で説教したんだがな・・・。今日も徹夜で説教しなければと思うと頭が痛くなった。


縁側に横になると農作業の疲れが出てきたのか睡魔がやって来た。・・・いや、徹夜の分も入っているだろう。

たまにはいいかと思いそのまま意識を手放す事にした。

執務は・・・そうだな、成実にでも手伝わせるか。
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