BASARA小説
□昼寝
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目を開けると、何故か布団の上にいた。
我はさっきまで机に向かっていたはずなのに・・・。
外を見るともう日輪が傾き始めていた。
そこで寝てしまったのだと自覚した。
布団から出ようとした時、何かに引っかかった。
見ると、元親が我の体を抱きかかえたまま寝ていた。
「(元親!?・・・いつの間に来ていたのだ?!)」
こいつが来た事に気がつかなかったというのか・・・。
「・・・無理やり起こせばよかったものを・・・。」
まったく、よくそんな呆けた顔をして寝れるものだ。
「・・・なりー・・・・・・」
「・・・!!!」
起きたかと思ったが、体の向きを変えただけだったのでほっとした。
「・・・もと・・・なりー・・・・」
・・・寝言か。
夢でも我の事を考えておるとは・・・
「好き・・・だぜ・・・・・・」
「/////ーッ!!!」
ななな何を言い出すのだコイツは!