BASARA小説
□昼寝
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「元就っ!?」
何か起こったのかと思い元就に走り寄る。
「おい!大丈夫かもと・・・・・」
「・・・・・すぅ・・・・」
聞こえて来たのは静かな寝息だけで
「・・・寝てる・・・だけか?」
安心したと同時になんか力が抜けてしまった。
とりあえず元就を布団に寝かせる。
抱き上げた重さが前よりも軽くなっている感じがした。
「(・・・ずっと働きずめだったのか・・・?)」
仕事だったとはいえ、会いに来てやれなかったのが・・・悔しい。
「(悪かったな・・・。)」
元就のフワフワした頭を撫でてやる。
少し身じろぎをして起きたかと思ったが、規則正しい寝息は続いていて安心した。