…SEED&ボカロ…小説
□Bubble POP♪
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「……なんだよ。だからオレでいいのか聞いたのに!馬鹿マスター…!」
ソファーに座りながら手近にあった、せんべいをかじる。
「しかもあいつ……GEN下げたまま出て行きやがった……」
ぶつくさ言ってると、いきなりオレの視界が暗くなる。
「?!」
「だ〜れだ?!」
「おいおい……リンしかいないだろ…」
「えへへ〜!あたり!」
リンが笑顔でオレを見る。
「もう昼寝はいいのか?」
「うん!レンこそ調教終わったの?」
「……まだ…かな。なかなか…マスターの希望通りの声が出せなくて……」
「そっか!マスター あの曲、こだわってるもんね!絶対レンに歌わせるんだって張り切ってたもん!」
「……!」
リンが笑いながら言うから…少し気持ちが軽くなる。
そうだよな…こだわってるから……なんだよな?
「はぁ…。でも…オレってダメだなぁ…」
「なんで?」
「何日も調教してくれてるのに……全然結果を出せなくて…」
「…そうかな…?今のレンの声、リンはすっごく可愛いくて良く聞こえるけど、マスター妥協する事知らないから、単に追究してるだけだと思うよ?」
「……そうかな?」
「うん。そうだよ」
言い切るリンにオレはホッと笑う。
「でも、本当に可愛いねぇ!レン!」
「……マスターGEN直すの忘れて…出かけちゃったから………しばらく この声だよ」
「ふうん。あ、レン!その声で、お姉ちゃん♪って言ってみてぇ!」
「はあ?!ヤダよ!」
リンはオレのホッペを指でツンツンして来る。
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♪アーミーニ♪