…SEED&ボカロ…小説

□白き十字架の元に
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「〜♪」


輝くイルミネーション……この光は美しく…華やか………そして静粛で…




聖なる夜を…君と穏やかに迎えたい……




僕はそんな願いを胸に、鼻歌を歌いながらクリスマスツリーを飾り付けている。

「この、雪だるまのオーナメントは、こっち♪リボンは〜…上の方がいいね」

クリスマスイブを来週に控えた今、僕の飾り付けはドンドンこだわり方を増した。

「あ…この魔女のオーナメント……アスランに似てる!あははは!可愛いなぁ!」

魔女のオーナメントを大事にツリーの中央へくくり付ける。誰が見ても目につくように。

「お!気合い入ってるじゃんか!」

「え?!あ、カガリ!」

いきなり後ろから声がしたので、僕は驚いた。

「もう、カガリ。ノック無しに部屋に入らないでよ。驚いちゃうでしょ?」

「悪い悪い!それより、綺麗に飾れたじゃんか。ピカピカで いよいよクリスマス本番だなって感じがするぞ」

カガリは飾りを見ながらツリーを一周した。

「あれ?これアスランに似てるな」

「あ!カガリもそう思った?!」

「思う思う!そっくりだ!」

僕とカガリは爆笑した。

「カガリ。クリスマスイブは………アスラン、休暇取ってるよね…?」

「ん?あぁ、取ってるぞ。なんだ?アスランから聞いてないのかよ?」

「いや、聞いてるケド、変更とか無いかなぁ〜って思ってさ!」

「無い無い!よっぽどの事件が無い限り大丈夫だよ。今はオーブの情勢も安定して来てるし、心配ないさ」

カガリは僕に笑顔で答える。その笑顔が僕の気持ちを楽にしてくれた。

「そうだよね。ありがとう、カガリ」

「いや、本当の事を言ったまでだ。お前こそ、プラントは大丈夫なのかよ」

「まぁ、大変っちゃ大変だけど、こちらも安定して来ているよ」

「そっか。んじゃ、来週は上手く2人は会えそうだな。よかったな!」

…心配してくれたんだ…。カガリは、いつも気を使ってくれる……。こんなにも、気を使ってくれるのは、お姉さん…だからなのかな?

「いつも有り難う」

「へ?なにがだ?」

「いや…心配…してくれてさ」

「何言ってんだよ。たった1人の弟なんだ。当たり前だろう」

心地がよい……カガリの嬉しい言葉に僕は気持ちが暖かくなった。



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アーミーニ
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