僕と彼女と紫水晶

□第4章 おもちゃショー再び
1ページ/4ページ

夏休み4日目。

ザラ家の玄関で、お手伝いさんは心配そうに聞いた。
「本当に、お一人で行かれるんですか?」

「うん、ごめんなさい。行ってきます。」
アスランはすまなさそうに、家を後にした。

玄関の扉が閉まる。
(ごめんなさいは、私の方ですアスラン様。)
少し遅れて、お手伝いさんも家を出る。

お手伝いさんはアスランのボディガード。
一人でアスランを遠出させるわけにはいかない。


アスランを尾行していて、お手伝いさんがある事に気付く。
もう一人、アスランを尾行している人間が居るのだ。

金の髪、白いワンピースの女の子。
(素人だし、子供だけど・・・。)
一応、注意しておこうとお手伝いさんは思う。
次へ
前の章へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ