紺碧のたからもの

□彼女の心の奥の灯
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指輪をはずした鏡の前で
ひとりで生きていこうと思った

だけど貴方は 自由を望まず
指輪が無いのに オーブに残った

私と貴方は 心を閉ざし
近くにいたのに 遠くに感じた

再び想いが メールに溢れて
あなたは わたしを 受けとめてくれた

叶わぬ願いに 身体は震える
私じゃ あなたを 満たせない

自分を否定した私を
貴方は肯定して支えた 

これまで 独りで 守ったモノを
貴方が 一緒に 守ってくれる

わたしは あなたと ともにある
そのとき あなたが 全てになった

心の奥に灯がともる

あなたと ふたりで 生きていきたい





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