桜が舞う龍の道
□片倉小十郎vs猿飛佐助vs島左近
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はじめまして!公式ではバサラチワ!!俺は島左近!
左腕(さわん)に近し男!島左近!!
いやーやっと形貰えたよ!前までモブ兵に囲まれフルボッコだったからな!
見てろよぉ…モブ共ぉ…!!あ、話が違う?。
本題を話せと、ハイハイ分かったよ。
今日はBASARA界のオトンオカンこと片倉小十郎と猿飛佐助が大阪城に来てます。
主も連れて。
何でもポッと出のイケメンでイケボで人気な俺に用があるみたい。何でしょうね。暇人なのか?
「島左近、テメェ料理が得意だそうだな」
「そして裁縫も」
「まぁね。三成様の御側に居るからには料理から裁縫、武芸までこなせないと」
時に三成様の主様、秀吉様と右腕(うわん)の半兵衛様の人形を直し、食事をあまり為さらない三成様の為に食べて戴けるよう食事を作る。そして豊臣の一員、石田軍の切り込み隊隊長として先陣を切る。
それが俺新武将、島左近。
「なら勝負だ」
「勝負?腕なら自信あるぜ?」
「良いじゃなぁい。俺様も腕が鳴るぜ」
刀捌きは三成様譲り!
二人共倒し主も倒す。そしたら奥州と甲斐は三成様の物だ。
「何をしている左近。軍議が始まるぞ。なんだ貴様等」
「三成様!スイマセンなんか俺に勝負をふっかけてきたんスよ」
「何?」
嗚呼、刀を構える姿…カッコ良いッス…!!
違う違う!!主達は何も言わないとは…何かあるんじゃ…。
「いくぞ!!!」
「っ!!?」
しまった!!主達に警戒して出遅れた!!
「ぷふっ!?」
顔にかかった物を手に取り見れば布だった。
三成様もキョトンとした顔しちゃったよ。
「まずは裁縫勝負!!雑巾五枚作り!!!」
「…はぁ?」
「始め!!」
忍の合図で始まった。
知らぬ間に足元に裁縫道具があったのは驚いた。
まぁ、勝負を売られたら買わないと!
三成様に良い所見せるぞ〜!!
「貴様は…誰だ」
「テメェはいい加減俺の名前覚えろよぉ!!!伊達政宗だつってんだろ!!」
「知らん」
「テメェェェ!!!!!」
「そのネタ、ダ○ョウ倶楽部のどうぞどうぞネタ並みに飽きたで御座る」
「「……そう言うなよ真田幸村…」」
あと一枚!!
「出来たぁ!!」
「何っ!?」
「俺様忍なのに武将に負けた!?」
二人共あと糸止めで終わりだったか…危なかったなぁ…。
三成様!勝ちましたよ!!ってアレ、なんで沈んでるんスか!?
「三成様!!どうしたんですか!?」
「何でもない…」
「政宗様!?」
名前は確か土○政宗だっけ。なんか違う…伊達○ロ?これも違う…。まぁいいやドラ○もんも沈んでる。
真田は何時も通り…何があった…。
「チッ…次は料理対決だ!!」
「仕方ないなー三成様、料理所お借り致します」
「あぁ…自由にしろ…」
よし、元気がない三成様の為に野菜炒めを作ってあげよう!
「政宗様、ずんだ餅を作ります故元気を出して下さい!」
「あぁ…」
料理長からも許可を得て料理対決開始。
俺と忍と竜の右目で誰が美味いのかを決めるそうだ。
三成様は見た目によらず野菜が好きだからなー特にあれが。
相手も中々上手いじゃん。俺程じゃないけれど。俺程上手いと思っていなかったけれど。
おっと物○シリーズを見ながらだと影響が出でしまった。
「完成!」
相手も完成して主達が審判するらしい。
「美味いで御座る!!」
「流石小十郎だ、絶妙な味付けだ」
俺も一口、パクッと!
あ、美味いかも。
「佐助のも美味いで御座る!!」
「意外だ。猿も料理出来たんだな。頭が良い猿だ」
「ぶん殴るよ」
「三成様、ささお食べ下さい。美味しいですよ?」
「いらん」
結局料理対決は決着付かず。
「まだ何かあんの?」
「最後は従う者として主が間違えた道を行かぬよう叱り時に褒めてあげる。それが出来れば勝者だ」
「…とはいえ、主は今何もしてないから言えなくね?」
「愚痴とかあるだろ?」
「あるー」
「いや、ない」
「今断りを入れりゃ負けになるぞ」
「地味な脅しすんなよ」
結局やる事になった。
さて、どうしようか。
さて、どう言おうか。
「政宗様、これは勝負故に少々お付き合いして頂きたく」
「この勝負さお前の憂さ晴らしじゃね」
「ねー旦那ー大阪城に行く前団子三本食べたのにまた三本食べたでしょー?何で食べちゃったのかなー?」
「そ、それは…」
忍は勝負と言うより本気の説教だ。
「み、三成様…そのー」
言い出したからには後戻り出来ない。いや、勝負を買った時から後戻り出来ない。
「サッサと言わないか負ける事は許さない」
「然し…三成様に叱るなど…」
「許可する」
「な、なら…」
お言葉に甘えて…。