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□反則も悪くないなと思いました
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私が花礫くんに告白をしましたが私はまだ彼から返事をもらってません!

好きか嫌いか言ってくれるだけで良いのに…どうして彼は言ってくれないんでしょう?



「は〜い!じゃあかくれんぼ始めま〜す!」



あ、私は今、與儀くんたちと遊んでるんでした。

无くんが遊びたいと言ったらしく、與儀くんはメンバーを集めました。

无くんに與儀くんにツクモちゃん。それから私と花礫くんも。


もちろん、花礫くんは乗り気じゃないみたいですね。




「それじゃ、鬼はフィオナちゃんか!………えぇ!?フィオナちゃんで大丈夫!?」

「…大丈夫です。どうしてですか?」

「どうしてって…フィオナちゃんってばよく、艇で迷子になってるから…」

「…與儀くん、失礼です。あのときはたまたまです。私だって鬼くらい出来ます。全員見つけてみせます!」

「あ、ああ、ごめんね!えと、じゃあ一時間後に羊が見つけてくれるように設定するから!」




必要ないですが、仕方ないです。


私が少しむくれていると、花礫くんの方から近づいてきました。



「どうしました?」

「…フィオナ、俺のこと一時間以内に見付けられたら、あの告白の返事してやるよ」

「本当ですか!」



まさか花礫くんからそんなことを言われるなんて!

…ていうか、花礫くんどうしてそんなに勝ち誇った笑みなんですか。凄くカッコいいですけど、お前には無理だろって言われてるみたいで、少しイラっとします。




「その代わり、見つけられなかったら絶対に言わねぇ」

「…良いですよ。絶対に見つけてみせますから」

「言ったな?」




そうして始まったかくれんぼ。


與儀くんたちはともかく、花礫くんは絶対に見つけなければ!
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