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□だから待ち合わせが好きなんです
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「花礫くん!一緒に買い物行きましょう!」



艇が町の上空に到着したらしい。

壱組が一斉捜査したから、今回は手伝いで一緒にショーをやるって言ってたし、暫くは滞在するはず!

だから部屋まで花礫くんを誘いにきました!



「…お前な…、年下なのに何で俺のこと【くん】つけて呼んでんだよ」

「え?喰くんも與儀くんも【くん】ですよ?」

「いや、そうだけど……あーもういい。っで、買い物だっけ?」




花礫くんは頭をガシガシかいてから、話を促してきた。
OKもらえるかな…?

花礫くんの問いかけに頷き、ドキドキと待っていると…



「いいぜ」



OKの言葉が返ってきた!



「やった!ありがとうございます!じゃあ私は先に艇降りて待ってますから、町の入り口まで来て下さいね!」

「は?どうせ一緒に行くなら待ち合わせする必要ねぇだろ?」

「良いんです!それじゃ、待ってますから!」



私はそう言い残し、部屋を出た。


早く準備をして花礫くんを待たなければ!









何で待ち合わせするのかって?


だって、待ち合わせすると貴方は…




「悪ィ、无に捕まって遅くなった」




遅れると、私のために走って来てくれる。

それに…




「相変わらずお前は早いよな」




ぽんって、…頭を撫でてくれる。

この瞬間が、凄く凄く好きなんです。

花礫くんに撫でられるとドキドキして、嬉しい気持ちでいっぱいになる。


だから待ち合わせが好きなんです



end


(何か買うもんあんの?)

(………はい!)

(なに今の間)

(か、買うものは……えーっと…、あ!ニャンペ… )

(却下)
 

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